田中将大、地区S第2戦で5回1失点の好投! 変化球主体にRソックス打線を封じ込める
2018/10/07
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序盤から打線が援護。田中は変化球を決め球に反撃許さず
ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が6日(日本時間7日)、敵地フェンウェイ・パークでのボストン・レッドソックスとのアメリカン・リーグ地区シリーズ第2戦に先発登板し、5回1失点と好投。リリーフ陣に後を託した。
前日の第1戦では5-4でレッドソックスが勝利し、ヤンキースにとっては1勝1敗のタイとして本拠地に帰って第3戦に臨みたいところで、この日は今季12勝を挙げポストシーズンはキャリア防御率1.44を誇る田中が先発マウンドを託された。
ヤンキースは初回、レッドソックス先発の左腕デビッド・プライス投手に対して2番のアーロン・ジャッジ外野手がセンターへ特大のソロ本塁打を放ち先制。ジャッジはこれで今ポストシーズンで3試合連続本塁打となった。
その裏にマウンドに上がった田中は、先頭のムーキー・ベッツ外野手を87.5マイル(約141キロ)のスプリットで左飛に打ち取ると、続くアンドリュー・ベニンテンディ外野手もスプリットで中直。3番の指名打者J.D.マルティネス外野手にはスプリットを三塁線への内野安打とされたが、最後はザンダー・ボガーツ内野手を82.3マイル(約132キロ)のスライダーで中直に打ち取って無失点の立ち上がりとなった。
2回のヤンキースは、先頭のゲーリー・サンチェス捕手がレフトフェンスの「グリーン・モンスター」を越えるソロ本塁打を放って1点を追加。さらに、2死から2者連続四球で一、二塁とすると、1番のアンドリュー・マカッチェン外野手がレフトフェンス直撃のタイムリー二塁打を放ち、早くもプライスをマウンドから引きずり下ろした。
リードを3点に広げてもらった田中は、初回に引き続き冷静なマウンドさばきを見せる。先頭の5番ミッチ・モアランド内野手を二ゴロ、エデュアルド・ヌニェス内野手を中直、そしてイアン・キンズラー内野手は空振り三振と、この回は全ての決め球がスプリットで、3者凡退とした。
序盤を締めくくる3回、田中は先頭の8番サンディ・リオン捕手をスプリットで遊ゴロに打ち取ると、続くジャッキー・ブラッドリーJr.外野手には初球のスプリットを左前へ弾き返され1死一塁とする。しかし、ここからベッツをスライダーで遊飛、ベニンテンディをスプリットで二ゴロと連続で打ち取って反撃を許さず。スコア3-0のまま試合は中盤に入った。