田中将大、78球で余力残しPS通算3勝目! ヤンキースは快勝で地区シリーズ1勝1敗
2018/10/07
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打線の強力援護に応え5回1失点
ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が6日(日本時間7日)、敵地フェンウェイ・パークでのボストン・レッドソックスとのアメリカン・リーグ地区シリーズ第2戦に先発登板し5回1失点。ヤンキースは6-2で勝利し1勝1敗のタイとした。
初戦に敗れたヤンキースは、今季12勝を挙げた田中に先発マウンドを託した。初回にアーロン・ジャッジ外野手の先制ソロ本塁打で援護を受けた田中は、2死一塁からザンダー・ボガーツ内野手をスライダーで中直に打ち取り無失点。
2回にもゲーリー・サンチェス捕手のソロ本塁打とアンドリュー・マカッチェン外野手のタイムリー二塁打で2点を追加したヤンキース。田中もその勢いに乗って3者凡退のイニングを作ると、続く3回もスプリットやスライダーを駆使しながら無失点に抑え、強打のレッドソックス打線に隙を与えない。
3-0と3点リードの4回は、1死からボガーツに初球の速球を捉えられセンターへのソロ本塁打を喫したが、敵地ファンの歓声などに惑わされることなく冷静に後続の打者を打ち取って反撃を1点でしのいだ。
田中は5回もこの日2度目の3者凡退に抑えると、ベンチに下がった際に首脳陣やチームメイトらと話しダグアウトへ。6回のマウンドに登ることなく、この日は78球(ストライク48球)を投げて被安打3、与四球1、奪三振4、失点1の成績でリリーフ陣に後を託した。
ヤンキースは、田中の後を受けたベタンセスが6回を無失点に抑えると、直後の7回の攻撃でサンチェスがレッドソックス5番手のエデュアルド・ロドリゲス投手からこの日2発目となる3ラン本塁打を放ち6-1とリードを広げた。
ベタンセスは2イニング目の7回にイアン・キンズラー内野手にタイムリー二塁打を浴び1失点したが、8回はザック・ブリットン投手が無失点。9回はクローザーのアロルディス・チャップマン投手が先頭打者に四球を与えたものの後続を見逃し三振と併殺に打ち取って試合終了。ヤンキースが6-2でレッドソックスを下し、先発の田中は昨季のヒューストン・アストロズとのリーグ優勝決定シリーズ第5戦以来となるポストシーズン通算3勝目を挙げた。
これでシリーズ対戦成績は1勝1敗のタイとなり、両チームは8日(同9日)に行われる第3戦を今度はヤンキースの本拠地ヤンキー・スタジアムで迎える。