田中が見せた大一番での投球 データが物語る「エースの貫録」。Rソックスを封じたカギとは
2018/10/07
Getty Images
敵地の熱狂的ファンの声援にも飲まれず力投
ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が6日(日本時間7日)、敵地フェンウェイ・パークでのボストン・レッドソックスとのアメリカン・リーグ地区シリーズ第2戦に先発登板し5回1失点。“支配的”な投球で宿敵を封じ込んだ。
初戦に敗れたヤンキースは、ポストシーズンで通算防御率1.44の田中を2戦目のマウンドに送った。その田中は、キャリアで8勝を挙げているレッドソックスを相手に圧巻の投球を見せる。
初回に1点援護をもらった田中は、内野安打を1本許すも無失点。2回はさらに2点の追加点を得て3-0として迎え、いずれもスプリットを決め球にこの日初めての3者凡退に抑えた。
4回には1死からザンダー・ボガーツ内野手に速球を捉えられてセンターへソロ本塁打を浴びたが、後続は冷静に打ち取って反撃を食い止めた。5回も3者凡退に打ち取った田中は、6回のマウンドには登らず、この日は78球(ストライク48球)を投げて被安打3、与四球1、奪三振4、失点1の成績でリリーフ陣に後を託した。
ヤンキースは、6回にゲーリー・サンチェスのこの日2本目となる3ラン本塁打で突き離し6-2で勝利。シリーズを1勝1敗のタイとして8日(同9日)の第3戦を迎えることとなった。
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