PO史上最年少満弾のブレーブス・アクーニャ、明暗分けた直前の判定が話題に
2018/10/08
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アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が7日(日本時間8日)、ナショナル・リーグ地区シリーズ第3戦でプレーオフ史上最年少となる20歳の若さで満塁弾を放った。ロサンゼルス・ドジャースに2連敗を喫し、後がないチームの勝利に貢献した一発。勝負の明暗を分けたとも言えるこの打席の判定が話題となっている。
アクーニャはこの日、本拠地でのドジャース戦に「1番・左翼」で先発出場。2回2死満塁で迎えた第2打席で、相手先発のウォーカー・ビューラー投手からレフトスタンドに飛び込む満塁弾を放った。
話題となっているのは、満塁弾の直前の判定。この回、突然制球が乱れたビューラーは、アクーニャに対しても3球連続でボール球を投じた。4球目も高めに大きく外れ、押し出し四球かと思われた。だが、判定はストライク。不満げな様子のアクーニャだったが、5球目のストレートを豪快なスイングで左翼へのグランドスラムとした。
ツイッターなどSNSで、ドジャースファンは「このストライク判定が敗北につながった」「四球のがましだった」などと投稿。一方、ブレーブスファンは「ボール球のストライク判定直後の満塁弾はさすが」と称賛の声を上げている。
米スポーツメディア『ESPN』は、「物議を醸す判定後に満塁弾で一掃」として動画を公開。「ストライクの判定に対して、アクーニャは満塁弾で応えた」と伝えている。
アクーニャは今季111試合に出場し、打率.293、本塁打26、打点64、盗塁16の成績だった。ナ・リーグ新人王候補にも挙がる有望株が躍動し、崖っぷちのブレーブスは地区シリーズの星を1勝2敗とした。