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サイクル安打達成のRソックス・ホルト、PS史上初の快挙に大興奮「ずっと忘れない」

2018/10/09

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 ボストン・レッドソックスが8日(日本時間9日)、敵地ヤンキー・スタジアムで行われたニューヨーク・ヤンキースとのアメリカン・リーグ地区シリーズ第3戦で16-1と大勝。ライバル対決を2勝1敗としてシリーズ突破に王手とした。
 
 1勝1敗で迎えた第3戦、レッドソックスは2回にクリスチャン・バスケス捕手のタイムリー安打で先制すると、3-0とリードした4回には満塁からアンドリュー・ベニンテンディ外野手の3点タイムリー二塁打、ブロック・ホルト内野手の2点タイムリー三塁打などで7得点を挙げ10-0とした。
 
 投げては、先発のネイサン・イオバルディ投手が自身ポストシーズン初登板で7回1失点と好投。100マイル(約161キロ)前後の速球を武器にヤンキース打線を封じ込めた。
 
 レッドソックスは9回、それまで中前安打、右三塁打、右中間二塁打を放っていたホルトが、ヤンキース6番手で登板した捕手のオースティン・ロマインからライトスタンドへ2ラン本塁打を放ちサイクル安打を達成。ポストシーズンでのサイクル安打達成はメジャー初の快挙となった。
 
 出場野手11人全員安打で18安打16点を挙げたレッドソックスは、結局16-1で大勝。シリーズ2勝1敗として地区シリーズ突破へ王手とした。
 
 米サイト『CBS Boston』によると、ホルトは試合後「興奮して何が何だか分からないよ」と話し、「名前をコールされる度にチームの力になろうと準備をしたんだ。今夜のことはずっと忘れないだろう」とメジャー初の快挙を喜んだ。
 
 ホルトの登録ポジションは内野手だが、内外野を守れるユーティリティー選手として今季はレギュラーシーズン109試合の出場で打率.277、7本塁打、46打点と活躍。チームに欠かせない存在になっている。「良い打席をたくさん重ねることができて楽しかったよ」と、14年ぶりとなるライバルチームとのポストシーズンでの対戦で、メジャー7年目30歳の男が歴史にその名を刻んだ。

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