負ければ地区S敗退のヤンキース、3回に先制許す 先発のサバシアが制球定まらず
2018/10/10
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ニューヨーク・ヤンキースは9日(日本時間10日)、本拠地ヤンキー・スタジアムで行われているボストン・レッドソックスとのアメリカン・リーグ地区シリーズ第4戦に臨み、負けたら敗退の試合で3回に3点の先制を許す苦しい展開となった。
前日に16失点で大敗を喫し1勝2敗としたヤンキースは、この試合で敗れればシリーズ敗退が決まる。この崖っぷちの試合では、本来先発の田中将大投手やJ.A.ハップ投手もリリーフとして待機するなど総力戦で臨む態勢を取った。
ヤンキースは初回、先発の左腕C.C.サバシア投手が2死から2本の安打と四球で満塁のピンチを招いたが、イアン・キンズラー内野手を左飛に打ち取って無失点で切り抜ける。2回も無失点としたが、初回同様2死から四球を与えリズムをなかなか掴めない。
前日に5安打1得点に抑えられた打線は、この日もレッドソックス先発の右腕リック・ポーセロ投手に対して初回3者凡退。2回は2死からニール・ウォーカー内野手が右前安打を放って出塁したが得点に繋げられず、ポーセロに2回をわずか17球で封じられた。
3回、サバシアは先頭のアンドリュー・ベニンテンディ外野手に死球を与えると、続くスティーブ・ピアース内野手の中前安打で無死一、三塁とされる。ここで4番の指名打者J.D.マルティネス外野手にセンターへ犠飛を打たれレッドソックスに与えたくない先制点を許した。
制球が定まらないサバシアは、2死後に暴投で三塁に走者を進めると、キンズラーにレフトへタイムリー二塁打、続くエデュアルド・ヌニェス内野手にもタイムリー安打を浴びて3点目。ヤンキースは序盤から3点を追う苦しい展開を強いられた。