メッツから解雇のゴンザレス、現役続行を表明 通算2050安打も暗転「最後のチャンス」
2018/10/13
Getty Images
2014年に打点王、通算5度のオールスター選出
ニューヨーク・メッツから6月に解雇されていた36歳のスラッガー、エイドリアン・ゴンザレス内野手が、現役続行への思いを表明している。9日(日本時間10日)、スペイン語圏向け米メディア『ESPNデポルテス』が報じた。
順調だったキャリアが、この2年で一気に暗転してしまった。昨季2017年シーズンを、打率.242、3本塁打とキャリアワーストとも言える成績で終了し、オフに半ば不良債権処理的にアトランタ・ブレーブスへ放出。その2日後にはブレーブスからも自由契約を言い渡された。迎えた今季はメッツと最低保証年俸の54.5万ドル(約6100万円)で契約したが、54試合、打率.237、6本塁打と振るわずに、6月11日にリリースされてしまった。
もっとも、今季は大型契約の最終年ということもあり、年俸2240万ドル(約25億1000万円)の大半を旧所属チームのロサンゼルス・ドジャースとブレーブスが肩代わりする形になっていた。
こうした状況の中でも、MLB通算2050安打を誇るスラッガーは「強い気持ちを持って、来季プレーするために、最後のチャンスをもらうために準備をしている」とコメントし、現役続行に強い思いを表明している。
2014年に打点王を獲得、5度のオールスターゲーム出場を誇り、”エル・ティタン”(巨人の意)の愛称でメキシコ系のファンにも絶大な人気を持つゴンザレス。来季、再びその雄姿をファンの前に見せるという願いは叶うのだろうか。