アストロズ、9回に2発一挙4得点で突き放し先勝 Rソックスは投手陣が13四死球と乱調
2018/10/14
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昨季王者のヒューストン・アストロズとボストン・レッドソックスによるアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第1戦が13日(日本時間14日)、レッドソックスの本拠地フェンウェイ・パークで行われ、アストロズが7-2で勝利を収めた。
レギュラーシーズン108勝を挙げホームアドバンテージを得たレッドソックスは、初戦の先発マウンドに今季12勝のクリス・セール投手を送ったが、そのセールからアストロズが2回に計3つの四死球をもらい2死満塁とすると、1番のジョージ・スプリンガー外野手がチーム初安打となるレフトへタイムリー安打を放ち2点を先制する。
アストロズの先発は今季16勝で290奪三振をマークしたジャスティン・バーランダー投手。バーランダーは強力レッドソックス打線に序盤3回まで33球を投げ被安打1、奪三振3と上々の立ち上がりを見せ、まずはアストロズが試合の主導権を握る。
一方のレッドソックスは、セールが3回から4回まで2イニング連続で打者3人で打ち取るなど立ち直りの兆しを見せたが、打線がバーランダーの前に2回以降3イニング連続3者凡退と反撃の糸口を掴めず。結局セールは4回までとなり5回からはリリーフ陣に託された。
アストロズは5回、好投を続けていたバーランダーが突如崩れる。先頭打者のスティーブ・ピアース内野手に左前安打を許すと、1死後に2者連続四球を与え満塁。ここで代打のミッチ・モアランド内野手を迎え、フルカウントから痛恨の四球を押し出しを与えてしまい1点を返された。なおも2死満塁で、バーランダーが暴投を犯し同点。思わぬ形で試合は振り出しとなった。
レッドソックスは、5回にストライク判定に抗議したアレックス・コーラ監督が退場。指揮官を欠く中迎えた6回、2番手のジョー・ケリー投手が2死一、二塁のピンチを背負うと、カルロス・コレア内野手にタイムリー安打を浴びて勝ち越しを許す。
7回、8回はお互い無得点。スコア3-2と1点差の緊迫した雰囲気を動かしたのはアストロズだった。9回、レッドソックス5番手のブランドン・ワークマン投手に対して、先頭のジョシュ・レディック外野手がソロ本塁打を放つと、さらに4番のユリ・グリエル内野手にも3ラン本塁打が飛び出して一挙4得点。7-2とレッドソックスを大きく突き放した。
アストロズは、9回をコリン・マキュー投手が先頭打者に安打を許すも、後続を打ち取り無失点。7-2で敵地での大事な初戦を勝利で飾った。レッドソックスは、投手陣が13四死球を与え、打線も3安打2得点に抑えられるなど投打で力を発揮できなかった。