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ドジャース・マチャドはポストシーズンの悪役か FA市場への影響も必至

2018/10/18

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敵軍の「善玉」的存在が痛烈批判

 試合後、イェリッチはマチャドについて問われ、「汚いプレイヤーによる汚いプレーだ」と強烈に批判した。さらにはイェリッチがインタビュー後ロッカールームから引き上げる際に放送禁止用語を含む最大の嘲り言葉を口にしたと米国紙『ニューヨーク・ポスト』など複数メディアが報じている。
 
 イェリッチはロサンゼルス近郊の出身。少年時代は何回もドジャー・スタジアムに通うドジャースの熱烈なファンであったと、ロサンゼルス地元メディアからも好意的に紹介されている。敵チームの主力でありながらも「善玉」的存在のイェリッチに対して、マチャドはすっかり「悪役」の扱いだ。ミルウォーキー開催となる第6戦以降はマチャドの打席で大ブーイングが巻き起こることは予想に難くない。
 
 マチャドは今オフにはフリーエージェント(FA)市場において最大の目玉選手の1人と見られてきた。ゴールドクラブ賞を2回受賞した名手で、かつ4年連続30本以上の本塁打を放っている大型内野手だ。26歳の若さで、すでにオールスターに4回選出されている。
 
 ニューヨーク・ヤンキースやシカゴ・カブスなどが獲得に動くだろうと予想されるが、一連のマチャドの言動を受けて、そのリスクを指摘する声も各球団の地元紙を中心に上がってきている。
 
 輝かしい実績を上げる一方で、マチャドはこれまでも乱闘騒ぎを引き起こし、その性格が問題視されてきた。さらに拍車をかけるような事態が今オフのFA市場の動向にどのような影響をもたらすだろうか。
 
 
角谷剛

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