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ブリュワーズ、打線不調の3つの原因とは。リーグ優勝決定S敗退の危機 米公式サイトが分析

2018/10/19

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 ミルウォーキー・ブリュワーズの打線が鳴りを潜め、ナショナル・リーグ優勝決定シリーズは2勝3敗とロサンゼルス・ドジャース王手をかけられている苦しい状況だ。米公式サイト『MLB.com』は18日(日本時間19日)、投手陣の奮闘に応えられないブリュワーズ打線の不調の原因を分析している。
 
 ブリュワーズはレギュラーシーズン最終盤に7連勝。1試合限りの地区優勝決定戦でシカゴ・カブスを破って優勝を決めた。続く地区シリーズはコロラド・ロッキーズに3連勝し、ナ・リーグ優勝決定シリーズに進出。12日(同13日)の初戦はドジャースに勝利し、レギュラーシーズンから続くチームの連勝を12とした。
 
 快進撃を続けたチームを支えたのは好調打線。連勝した12試合は合計78得点を記録し、1試合平均6.5得点と打ち勝つ野球をみせた。
 
 しかし、13日(同14日)の第2戦で、9月22日(同23日)以来となる黒星を喫すると状況が一変。直近の2試合は22イニングでわずか3得点と打線が沈黙し、連敗した。先に4勝したチームがワールドシリーズ進出を決めるリーグ優勝決定シリーズで、2勝3敗と後がない状況だ。
 
 『MLB.com』は打線の不調について、3つの理由を挙げて分析している。まず、打線の核であるクリスチャン・イェリッチ外野手、ヘスス・アギラ内野手、マイク・ムスタカス内野手の不振だ。
 
 イェリッチ、アギラ、ムスタカスは今シリーズの5試合、3人合計で80打数14安打、打率.175と絶不調だ。
 
 イェリッチは12連勝中にOPS1.534と驚異の数字を残したが、36打席で長打0とすっかり沈黙。本人は自身の打撃について、「するべきことはわかっている」と前向きに語っている。だが、主砲の物足りない数字は確実にブリュワーズ不調の要因の一つとなってしまっている。
 
 次にチーム全体の三振率がレギュラーシーズンの23.5%から直近5試合では26.5%まで増加したことが指摘された。走者が進塁すらできない三振が多いことも、得点力が一気に下がった大きな要因のようだ。
 
 最後に、この5試合でブリュワーズが記録した長打が少ないことも挙げられた。確実に得点するための出塁力不足だけでなく、一挙に得点が期待できる本塁打も3試合でわずか1本しか出ていないのが現状だ。
 
 一方、ブリュワーズ投手陣は今シリーズ5試合で16失点とまずまずの数字を残している。そのため、得点力不足の解消がワールドシリーズ進出への必須条件。勝てば3勝3敗のタイとなるドジャースとの第6戦は19日(日本時間20日)に行われる。



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