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メジャー最高峰の舞台で輝く選手のマイナー経験 前田健太が最少の1試合、最多725試合の苦労人とは

2018/10/25

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 ワールドシリーズ(WS)を戦っているボストン・レッドソックスとロサンゼルス・ドジャース。いま最高峰の舞台で活躍するメジャーリーガーだが、かつては皆、マイナーリーグでプレーした。彼らはどれほどの経験を積み、ここまで登り詰めたのか。米マイナーリーグ公式サイト『MILB.com』のベンジャミン・ヒル記者が23日(日本時間24日)、興味深いデータを紹介している。
 
 ヒル記者は、今回のWSに出場している両チームのロースター選手のマイナーリーグでの出場試合数を合算した。これによると、レッドソックスは計7319試合、ドジャースは計6273試合ということだ。
 
 個人に目を向けると、レッドソックスのエデュアルド・ヌニェス内野手が最多で、725試合というマイナーでのキャリアを持つ。一方、最もマイナー試合経験が少ないのはドジャースの前田健太投手の1試合だった。
 
 前田にとって、唯一のマイナーリーグでのゲームとなったのは、10日間の故障者リスト入りからの調整登板となった2017年5月19日。チーム傘下1Aアドバンスのランチョクカモンガ・クエークス の一員として先発登板し、4回3失点(1自責点)という成績だった。
 
 両チームの総計をロースター25選手で割ると、レッドソックスは平均で1選手あたり292.7試合、ドジャースは250.9試合のマイナー試合を経験していることになる。この数字から見てもヌニェスの725試合というのは非常に多いとわかる。
 
 両チームの中で最もマイナーを知る苦労人ヌニェス。WS第1戦では勝負を決める代打3ランを放つ見事な活躍を見せた。ヌニェスを筆頭に、両チームの全50選手が多かれ少なかれマイナーリーグを経験している。MLB最大の舞台でその経験が輝きに変わる様は多くのマイナーリーガーたちに希望を与えていることだろう。
 
 
高橋康光



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