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金満球団に球界トップの頭脳注入で変化 ドジャースを支える『格安』リリーフ陣

スター選手をかき集めて、チームの総合力は格段に上がったドジャース。2年連続地区優勝を飾りプレーオフに進出したが、GMは解任された。そして今季編成部門のトップに就いたのが、レイズを強豪チームに変えたアンドリュー・フリードマン。彼は明らかに前任者とは違うアプローチで、ドジャースの強化に取り組んでいる。

2015/04/29

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フリードマンによる球団改革

 早速、フリードマンは辣腕をふるう。まずはスター選手であったマット・ケンプを躊躇せずパドレスへ放出。そしてFAとなったハンリー・ラミレスも深追いすることなく、すぐに再契約を諦めた。明らかに前任者とは違うアプローチで、ドジャースを強くしようとしている。

 また、将来有望な若手選手の育成に、力を入れているのも特徴的だ。去年のドジャースであれば、若手を辛抱して使うぐらいなら、金を使って実績のある選手を引っ張ってきた方が早い、といった考えの方が強かった。しかし、今年のドジャースは明らかに違う。

 そこにはフリードマンの、確固たる球団経営のポリシーと、明確なビジョンが映し出されている。無尽蔵とも言える資金源があろうとも、無駄なコストは徹底して抑える。そして将来有望な若手選手にチャンスを与え、チームの柱へと育て上げる。至って当たり前なことかもしれないが、ここ数年、間違いなくドジャースが見失っていた点だ。

 その姿勢は、今シーズンのブルペンスタッフを眺めてみると、如実に表れている。なぜならば、彼らは非常にリーズナブルな選手たちなのである。

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