レッズ傘下の19歳投手が母国ドミニカで事故死 チームメイト運転の車が高速道路で大破
2018/11/06
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ドミニカ共和国の交通事故死亡者はアメリカ大陸ワースト
ドミニカ共和国で、将来を嘱望された若手選手が交通事故で命を落とすというショッキングなニュースが届いた。4日(日本時間5日)、ドミニカ共和国紙『ディアリオ・リブレ』が報じている。
この事故で命を落としたのは、シンシナティ・レッズ傘下でプレーしていた19歳のハイロ・カペジャン投手。事故が起きたのは現地3日(土)の昼過ぎ。カペジャン投手は同僚のラウル・エルナンデス投手、エミリオ・ガルシア外野手とともに、レッズのアカデミーから首都サントドミンゴへ車で向かっており、高速道路を走行している際に、運転していたガルシア投手の操作ミスにより車は木に激突し大破。3選手は病院に搬送されたが、カペジャン投手は帰らぬ人となった。
3選手はいずれも19歳で、今季はドミニカ共和国のサマーリーグ(ルーキーリーグ相当)でプレーしていた。カペジャン投手は2017年6月にレッズと契約し、メジャーリーガーへの道を歩み始めたばかりであった。
レッズのロバート・カステリーニCEOは「この悲劇の報を受け、我々はハイロ、ラウル、エミリオの家族、友人、チームメイトに哀悼の意を送ります。ドミニカのレッズアカデミーは我々レッズの一部であり、この悲劇は私たち皆に悲しみを与えます。私たちはこの困難な時を越えるべく、皆さんのそばにいます」と声明を発表している。
2015年の統計によると、人口10万人あたりの交通事故死亡者数は、ドミニカ共和国は29.3人とアメリカ大陸でワーストということだ(日本は3.6人)。このような国情にスポーツ選手が巻き込まれる事態もしばしば発生している。
記憶に新しいところでは、2014年10月にオスカー・タベラス外野手(当時セントルイス・カーディナルス所属)が、2017年1月にはヨルダノ・ベンチュラ投手(当時カンザスシティ・ロイヤルズ所属)とクリーブランド・インディアンスなどで活躍したアンディ・マーテイ内野手(当時フリーエージェント)がそれぞれ交通事故で命を落としている。