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レッドソックス、指揮官と新たに3年契約 就任1年目で世界一を評価、黄金時代の幕開けとなるか

2018/11/15

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 ボストン・レッドソックスは14日(日本時間15日)アレックス・コーラ監督と2021年シーズンまでの3年契約を結んだと発表した。就任1年目の今季、チームを世界一に導いた手腕が高く評価された。2022年シーズンは、球団がコーラ監督と契約するか否かの選択肢を持つ。
 
 コーラ監督の就任初年度となった今季、レッドソックスはレギュラーシーズンでメジャー最多の108勝を挙げ、圧倒的な強さでアメリカン・リーグ東地区優勝を達成。ニューヨーク・ヤンキースとの地区シリーズ、ヒューストン・アストロズとのリーグ優勝決定シリーズも制し、ワールドシリーズに進出した。ワールドシリーズではナショナル・リーグ優勝のロサンゼルス・ドジャースをシリーズ通算4勝1敗で下し、球団史上5年ぶり9度目となる世界一を達成した。
 
 初年度の監督として挙げた勝利数108は、ニューヨーク・ヤンキースのラルフ・ホーク監督が1961年に挙げた109勝に次ぐ史上2位。この実績が評価され、コーラ監督は13日(同14日)に発表された両リーグの最優秀監督賞の投票ではア・リーグ2位に輝いた。2017年シーズン終了後には、2020年までの3年契約を結んでいたが、新たな3年契約(さらにチームが1年契約を延長できるオプション付き)を結ぶことが決定した。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、レッドソックスの編成最高責任者デーブ・ドンブロウスキー氏は、コーラ監督について「素晴らしい働きをしてくれた」と称え、来季以降への期待も見せた。また、同球団会長のトム・ワーナー氏は「彼の野球の知識、選手とのコミュニケーション能力、そして決断力が、わがチームを歴史的な世界一を導いた」と手放しで絶賛した。
 
 コーラ監督自身はシーズンを振り返り、多くの人の支えがあったことに感謝を述べるとともに、「来季も世界一のタイトルを守るため、動き出さなくてはならない」と気を引き締めた。
 
 ”最強打線”を軸に打ち勝つ野球で世界一の栄冠を掴んだレッドソックスは黄金時代を築けるか。思いを新たにした指揮官が、再び頂点を目指す。



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