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「上原の不調が続くならば…」米メディアでささやかれる新守護神待望論

上原の不調によって現地の多くのメディアからは以前レッドソックスでクローザーを務めていたパペルボンの再獲得を検討するべきではないかという声が上がっている。かつての守護神の復帰は上原がクローザーの座を失うことを意味するが……

2015/05/02

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球速の低下によるスプリット偏重を不安視

 ここまでの7登板で失点は1試合のみ、11奪三振無四球と結果だけを見れば問題のないピッチングを続けている上原。一方、アメリカではその球速の低下が非常に問題視されている。2013年には89.2mph (約143km/h)を記録していた速球が今年は86.1mph(約137km/h)と大きく低下。レッドソックスのジョン・ファレル監督も球速の低下を不安視するコメントを出すなど、すでに問題はメディアだけにとどまるものではなくなっている。

 球速の低下によりスプリットの割合が大きく増えていることも上原の評価を下げている要因の一つだ。

 記事でも「上原が投げる球がすべてスプリットだということを知ったら、打者はボールを得るために見逃すだろう。そうなったら本当に問題だ」と言及されている。

 レイズのジェイク・マギーやドジャースのケンリー・ジャンセンらリリーバーには1球種だけで抑えるワンピッチピッチャーも少なくない。それでも、彼らの持ち球は速球やカットボールがあり、元来ストライクゾーンから沈んで空振りを取る球であるスプリットだけで抑え続けるのは不可能だろうという見方は多い。

 新守護神候補としてあげられているパペルボンは、ここまで文句なしのピッチングを見せている。26日のブレーブス戦でソロホームランを浴びたものの失点はその1点のみ。8試合に登板して防御率1.08、K/BB9.00、出したランナーは5人だけと完璧な内容。今シーズンも94mph近くを計測しているなど、速球の球威も抜群で依然最も効果的なクローザーの1人であると評価は高い。

On top of that, we have no doubt how Papelbon would handle pitching here, because we’ve seen it. While his last moment in a Red Sox uniform was a disaster ? he took the loss to complete 2011’s epic collapse ? he easily remains the greatest closer in franchise history, with the playoff numbers (2-1, 1.00 ERA, 7 saves) to illustrate his penchant for delivering in the clutch.
そのうえ、パペルボンがいかにしてフェンウェイパークに適応するかについて疑う必要はない、これまで我々はそれを見てきたのだから。レッドソックスでの最後の瞬間は大惨事‐彼は2011年の壮大な崩壊を決定づける敗戦を招いた‐だったけれども、彼はもちろんチーム史上最高のクローザーのままである、プレーオフで残した成績(2勝1敗、防御率1.00、7セーブ)は彼が勝負所に強い投手であるという傾向を証明している。

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