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「上原の不調が続くならば…」米メディアでささやかれる新守護神待望論

上原の不調によって現地の多くのメディアからは以前レッドソックスでクローザーを務めていたパペルボンの再獲得を検討するべきではないかという声が上がっている。かつての守護神の復帰は上原がクローザーの座を失うことを意味するが……

2015/05/02

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パペルボン獲得論に対して、ファンはNO

 パペルボンは2005年から2011年までレッドソックスで活躍し在籍中に残した219セーブはチーム歴代最多。2006年にはチームの救援投手で最高となる防御率0.92を記録、2007年のワールドシリーズでの快投など記憶にも記録にも残る活躍で、チーム史上最高のクローザーの評価に値する。契約面も問題なし、本人もレッドソックスへの復帰希望を口にするなど条件は整っているようにも見えるがファンからの反応は芳しくないようだ。

 一番の原因は、パペルボンがもたらすクラブハウスへの悪影響。昨年はファンに向かって股間を押さえつける下品なジェスチャーを見せ7試合の出場停止処分を受けている。

「このまま負け続けるようならトレードに出してほしい」「トレードされなかったら気が狂ってしまう」と再三所属チームであるフィリーズを貶し、トレードを要求するなど元々問題のあった行動や言動が近年はさらにエスカレート。ここ数年も、たびたびクラブハウスの雰囲気の悪化が失速、低迷の大きな原因となってきたということもあり、ファンからは実力はあってもチームの和を乱す選手はいらないという意見が多い。また30球団最低の先発防御率5.75と低迷するチーム事情から「6点も取られていてはクローザーは必要ない」と抑えより先発投手の獲得を望む声も大きい。

 多くのメディアが「上原の不調が続くようならば」と前置きしており、近日中にトレードに発展する可能性はほぼない。ただ、上原が完璧なピッチングを取り戻せないようではパペルボン獲得(=上原のクローザー降格)の話も出てくるかもしれない。チーム、ファンとしては、上原が早く2013年の姿を取り戻してくれるのが最良の解決だろう。

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出典:Ship him up to Boston: If Koji Uehara continues to struggle, Red Sox should bring back Jonathan Papelbon by John Tomase in WEEI on Apr.26 2015

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