Dバックスに衝撃のトレード案 エース右腕グレインキーと主砲ゴールドシュミット流出の可能性
2018/11/18
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■投打の主力FAで弱体化必至…若手獲得に方向転換か
アリゾナ・ダイヤモンドバックスのザック・グレインキー投手とポール・ゴールドシュミット内野手にトレード案が出ている。アリゾナ州地元メディア『azcentral』が17日(日本時間18日)、伝えた。
今季終盤までナショナル・リーグ西地区で首位争いを繰り広げたダイヤモンドバックスに、エース右腕グレインキーと主砲ゴールドシュミットのトレード案が出ている。
グレインキーは35歳のベテラン右腕。近年は球速低下が目立つものの、磨かれた投球術を駆使し、今季は11年連続の2桁勝利を達成。メジャーを代表する先発投手の1人として活躍している。今季の成績は33試合に登板し15勝11敗、防御率3.21、199奪三振。
ゴールドシュミットは31歳のダイヤモンドバックス生え抜きの一塁手。三冠王をも狙える打撃力が武器で、2013年には本塁打と打点の二冠に輝いた。また守備走塁も優れており、チームへの貢献度が非常に高い選手でもある。今季の成績は158試合に出場し打率.290、33本塁打、83打点、7盗塁。
今季ダイヤモンドバックスは3月~4月に計20勝8敗、勝率.714と開幕から首位争いに参戦。しかしポストシーズンへ向け正念場となる9月~10月に計8勝19敗、勝率.296と急失速するなど大一番で脆さをみせポストシーズン進出を逃していた。
また今オフにグレインキーと並ぶ左のエースだったパトリック・コービン投手、主にセンターを務めたA.J.ポロック外野手がフリーエージェント(FA)となり、チームの弱体化はまぬがれない状況となっている。そのため、グレインキーと来季オフにFAとなるゴールドシュミットをトレードし、そこで得た若手有望株を中心にチーム再建に入る可能性が浮上しているかたちだ。
トレードはまだ確定してはいないが、両選手とも球界屈指の実力をもつ選手なだけに、実行されれば球界の勢力図は一気に変化しそうだ。