ブリュワーズ日系3世のヒウラ、アリゾナ秋季リーグ大活躍でMVP「大変光栄に思う」
2018/11/18
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二塁手不足のブ軍で来季メジャー昇格も
ミルウォーキー・ブリュワーズ傘下2Aビロクシー・シャッカーズに所属する日系3世のケストン・ヒウラ内野手が17日(日本時間18日)、アリゾナで行われていた秋季リーグの最優秀選手(MVP)に輝いた。米公式サイト『MLB.com』が報じている。
ヒウラは現在ブリュワーズの若手有望株ランク1位に位置しており、将来メジャーでの活躍も期待されている22歳。アリゾナ秋季リーグではピオリア・ジャベリナスに所属し、23試合で打率.323、出塁率371、長打率.563、5本塁打、33打点と大活躍を見せ、オールスターゲームにも選出されていた。特に33打点は、同リーグでは過去10年で2011年のマイク・オルト内野手しか記録していなかった好記録だ。
ヒウラは今回のMVP受賞について「エキサイティングだよ。大変光栄に思っている。ここで新しい人と出会い、世界中の最高の才能とともに戦い、素晴らしい時間を過ごした」と充実のコメントを残している。
二塁手登録となっているヒウラは、今季マイナーで1A+、2Aと2つのクラスで計123試合に出場し、打率.293、13本塁打、43打点、15盗塁をマーク。ブリュワーズは今季主にジョナサン・ビヤー内野手(74試合)とエルナン・ペレス内野手(51試合)が二塁を守っていたが、ペレスは打率.253、9本塁打、29打点。ビヤーに至ってはシーズン途中にトレードでボルティモア・オリオールズに移籍し、そのオリオールズから加入したジョナサン・スコープ内野手も加入後は打率.202となっているのが現状だ。
今季は2011年以来7年ぶりにナショナル・リーグ中地区を制し、リーグ優勝決定シリーズに進出したブリュワーズ。若手選手の躍動が今季の快進撃を支えたこともあって、ヒウラも来季メジャーで活躍する日が来るかもしれない。