ヤンキース、マリナーズ左腕パクストン獲得 今季ノーヒッター達成し2年連続2桁勝利
2018/11/20
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■若手有望3選手とのトレード
ニューヨーク・ヤンキースがシアトル・マリナーズとのトレードでジェームズ・パクストン投手を獲得した。パクストンの引き換えには若手3選手がトレードされた。米公式サイト『MLB.com』が19日(日本時間20日)、報じた。
パクストンは30歳の先発左腕。2013年にシアトル・マリナーズでメジャーデビューし、以降は怪我などに悩まされてきたものの昨季初の2桁勝利となる12勝。最速160キロ超の直球を主体にカーブ、チェンジアップなどを織り交ぜ、奪三振を積み重ねる投球スタイルが持ち味だ。
今季は5月8日(同9日)に敵地で行われたトロント・ブルージェイズ戦でカナダ出身の投手としては史上2人目のノーヒットノーランを達成。自国カナダの都市で快挙を成し遂げていた。今季の成績は28試合に登板し11勝6敗、防御率3.76、208奪三振。
ヤンキースがパクストンとの引き換えにトレードしたのはエリック・スワンソン投手、ユストゥス・シェフィールド投手、ドム・トンプソン・ウィリアムズ外野手の若手3選手。3選手ともマイナーで着実に成績を残していて、特にシェフィールドは球団若手有望株ランキングでも最上位に入り、今季メジャーデビューを果たした期待の若手先発投手だ。
ヤンキースは今季トレードで途中加入し、ポストシーズン進出にも貢献した左腕のJ.A.ハップ投手との再契約を目指しているとの話もあったが、ここにきてビッグネームを手に入れた。来季はルイス・セベリーノ投手、田中将大投手らと強力先発陣が形成されそうだ。