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WS進出のドジャース、来季の正捕手は未定 マーリンズ・リアルミュート獲得の可能性も浮上

2018/11/20

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 ロサンゼルス・ドジャースの正捕手争いが激化しそうだ。今季正捕手を務めたヤズマニ・グランダル捕手はフリーエージェント(FA)で、他球団移籍が濃厚。世界一を目指すドジャースは新たな捕手の獲得に乗り出す模様だ。米公式サイト『MLB.com』が19日(日本時間20日)、伝えた。
  
 今季のドジャースは、正捕手グランダルが140試合に出場。打率.241、24本塁打、68打点で、出塁率.349と長打力に加えて選球眼の良さも光った。さらに捕手能力はメジャートップクラスで、ドジャースの6年連続地区優勝、2年連続ワールドシリーズ進出に大きく貢献した。
  
 2番手のオースティン・バーンズ捕手は二塁手や代打での出場もあり、捕手としては55試合出場にとどまった。昨年デビューしたカイル・ファーマー捕手も3試合捕手として出場したが、ドジャースはいずれも正捕手として1年間戦い抜く能力があるとは考えていないようだ。傘下マイナーには2016年ドラフト1位、23歳の若手有望株ウィル・スミス捕手も在籍するが、まだデビューには至っていない。
  
 今オフのFA・トレード市場に出ている主な捕手としては、ヒューストン・アストロズのマーティン・マルドナード捕手、マイアミ・マーリンズのJ.T.リアルミュート捕手などが挙げられる。その他、ウィルソン・ラモス捕手、ジョナサン・ルクロイ捕手、ロビンソン・チリノス捕手、ニック・ハンドリー捕手、ブライアン・マッキャン捕手ら、多数の捕手がリストアップされているようだ。
  
 ドジャースが捕手の能力で最重視するのはフレーミング技術(ストライク・ボールのきわどい球を捕球技術でストライクにするテクニック)。米データサイト『ベースボール・プロスぺクタス』によると、この技術のランキングでグランダルは今季メジャートップの数字をたたき出しており、2番手のバーンズも15位だった。一方、マルドナードは18位、リアルミュートは54位に終わっている。
  
 来季こそ、念願の世界一へ。チームの要となる正捕手の確保に向け、ドジャースにとっては難しい選択が続きそうだ。



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