「新しい道がスタートした」。マリナーズ移籍の有望株シェフィールド、新天地でブレイク誓う
2018/11/21
Getty Images
ニューヨーク・ヤンキースとシアトル・マリナーズの間で成立した複数トレードにより、マリナーズへの移籍が決まった、ヤンキース若手有望選手ランキング1位のジャスタス・シェフィールド投手。そんな彼の惜別ツイートが話題を呼んでいる。米メディア『12up』が、現地20日(日本時間同日)に報じている。
ヤンキースがマリナーズの左腕ジェームズ・パクストン投手を獲得するために、エリック・スワンソン投手、ドン・トンプソン・ウィリアムズ外野手と共にマリナーズへ放出されることになったシェフィールド。
今年9月にメジャーデビューを飾った22歳の左腕は「ヤンキース時代に応援してくれた皆さんありがとう。素晴らしい旅だったけど、もう新しい道がスタートした。チームメイトやコーチの皆さんには感謝しかないよ」とツイッター上にメッセージをアップした。そして、その後に「サンキュー、ネクスト」という言葉と共に、マリナーズのエンブレムをツイッター上に投稿した。
「サンキュー、ネクスト」というフレーズは、現在ヒット中の人気女性シンガー、アリアナ・グランデさんが歌う「サンキュー、ネクスト」という曲から引用してきたと思われる。失恋から立ち直ろうとする女性が別れた男性に向け「ありがとう、次へ進むわ」というメッセージが込められた歌詞に、シェフィールドも次に進もうとする自分自身を重ねたのだろうか。
シェフィールドは、2014年のドラフトで、クリーブランド・インディアンスから1位追補(全体31位)で指名を受け、2016年シーズン途中にアンドリュー・ミラー投手との複数トレードでヤンキースへ加入していた。
今季は3Aスクラントン・ウィルクスバレ・レイルライダースで開幕を迎え、20試合に登板し、6勝4敗、防御率2.56という成績をマーク。9月19日のボストン・レッドソックス戦で悲願のメジャーデビューを果たした。
まだ22歳のシェフィールドだが、マリナーズ移籍により、これが早くも3チーム目となる。だが、これは多くのチームからその才能を嘱望されているという証であろう。次へ向かおうというシェフィールド、マリナーズでその実力を証明できるだろうか。
高橋康光