エンゼルスで大谷と時間を過ごした選手が続々FA 念願の昇格果たした“救世主”は解雇
2018/11/24
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田澤は加入後に成績安定
今季、大谷翔平投手が加入し、日本の多くのファンが目にする機会が増えたロサンゼルス・エンゼルス。様々な選手が大谷とともにプレーしたが、シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となりチームを去る可能性が出てきた選手もいる。ここで、10月以降にチームからFAとなった選手を見てみよう。
10月以降にエンゼルスからFAとなった選手は、23日(日本時間24日)現在で6人。先発ローテーションを担った投手からリリーフ投手、ベテラン外野手など多岐にわたる。
ギャレット・リチャーズ(投手)
2018年成績:16試合 5勝4敗 防御率3.66
田澤純一(投手)
2018年成績:31試合 1勝1敗2ホールド 防御率7.07
ブレイク・ウッド(投手)
2018年成績:13試合 1勝0敗4ホールド 防御率2.31
ジム・ジョンソン(投手)
2018年成績:62試合 5勝3敗8ホールド2セーブ 防御率3.84
クリス・ヤング(外野手)
2018年成績:56試合 打率.184 6本塁打 13打点 2盗塁
エリック・ヤングJr.(外野手)
2018年成績:41試合 打率.202 1本塁打 8打点 5盗塁
田澤は、デトロイト・タイガースからエンゼルスに移籍後9試合に登板して防御率2.25と安定感を取り戻した。マイナーで長く調整を余儀なくされたが、試合数はわずかであるもののメジャーで成績を残したことで、エンゼルスだけでなく他球団と契約する可能性もある。
先発の一角を担ったリチャーズは、今季4月だけで3勝をするなど好スタートを切ったが、5月に3連敗を喫し急降下。そして7月10日(同11日)のシアトル・マリナーズ戦で緊急降板すると、その後検査で右肘靭帯の損傷が見つかり、トミー・ジョン手術(右肘側副靭帯再建手術)を受けることになった。リハビリや回復に合わせて約1年を要するため、今後の行方に注目が集まる。
上記の選手はFAとなった選手だが、彼らだけでなくメジャー40人枠を外れる措置を取られた選手も存在する。キューバ出身のホセ・フェルナンデス内野手もその一人だ。フェルナンデスは今季途中から念願のメジャー昇格を果たし、36試合で打率.267、2本塁打、11打点を記録。大谷が肘の故障で出場できない時期にアルバート・プホルス内野手の代わりに一塁を守り、チームは緊急事態を乗り越えた。
フェルナンデスはその後リリース(解雇)という形でチームを去ることになったが、大谷らとともにエンゼルスで時間を過ごし、日本のファンを楽しませてくれた多くの選手たちが今後も様々な場所で活躍していくことを期待したいところだ。