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ゲレーロやヒウラら躍動、一層の成長で来季へ 若手有望株が集ったアリゾナ秋季Lが閉幕

2018/12/01

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最速167キロ、OPS1.128…メジャーでの活躍期待される精鋭たちがしのぎ削る

 アリゾナ州で10月9日(日本時間10日)の開幕戦から11月17日(同18日)のチャンピオンシップ・ゲームまで6週間に渡って行われていたMLBアリゾナ秋季リーグが閉幕した。メジャー各球団から派遣された有望選手たちがしのぎを削ったが、シーズン前から評判の高かった3人の選手はいずれも目覚ましい結果を残した。
 
 MLB公式サイト『MLB.com』のジム・カルリス記者が26日(同27日)に発表した25人の同リーグトップ有望株選手の第1位はブラディミール・ゲレーロJr.内野手(トロント・ブルージェイズ傘下3A)。19試合に出場し、本塁打こそなかったものの、打率.351、出塁率.409、長打率.442の好成績を残した。
 
 ゲレーロは同リーグのオールスター戦にも西軍の「3番・サード」で先発出場している。その試合でゲレーロが放ったレフトフェンス直撃の二塁打は打球速度時速117マイル(約188キロ)と計測され話題を呼んだ。これはメジャーリーグ公式データ解析ツール『Statcast』が導入された2015年以来、過去最速とされる2018年10月3日(同4日)にジャンカルロ・スタントン外野手(ニューヨーク・ヤンキース)が記録した117.4マイル(約189キロ)に匹敵する数値だ。
 
 第2位に挙げられたのは、フォレスト・ウィットリー投手(ヒューストン・アストロズ傘下2A)。6試合に先発登板し、26回を投げ防御率2.42、リーグトップとなる36個の三振を奪っている。速球は最速150キロ程度で昨今のメジャーではさほど目立たないが、切れ味抜群のチェンジアップが持ち味だ。
 
 第3位は日系3世のケストン・ヒウラ内野手(ミルウォーキー・ブリュワーズ傘下2A)。23試合で安打数(31)と打点(33)がリーグトップと大活躍し、最優秀選手(MVP)に選出されている。
 
 過去のアリゾナ秋季リーグのMVP受賞者には、ノーラン・アレナド内野手(2011年)、クリス・ブライアント内野手(2013年)、ロナルド・アクーニャJr.外野手(2017年)など、後のスーパースターの名前が綺羅星のように並ぶ。果たしてヒウラが彼らと肩を並べる選手になるのか楽しみだ。
 
 上記3人以外にも、オールスター戦で最速167キロを計測したネイト・ピアーソン投手(トロント・ブルージェイズ傘下1A+)、そのピアーソンの166キロをホームランしたピーター・アロンソ内野手(ニューヨーク・メッツ傘下3A)、打率.426、 OPS1.128の驚異的な成績を残したタイラー・ネビン内野手(コロラド・ロッキーズ傘下1A+)、台湾出身のユー・チャン内野手(クリーブランド・インディアンズ傘下3A)などの選手がアリゾナ秋季リーグで注目を集めた。

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