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マリナーズ・セグーラがフィリーズ移籍へ 正遊撃手固定の方針

2018/12/03

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 米公式サイト『MLB.com』は2日(日本時間3日)、フィラデルフィア・フィリーズが、シアトル・マリナーズのジーン・セグーラ内野手を獲得する可能性が高いと報じた。遊撃手のセグーラを獲得する場合、ロサンゼルス・ドジャースのマニー・マチャド内野手の獲得の可能性はやや低くなりそうだ。
 
 セグーラは2012年、ロサンゼルス・エンゼルスでメジャーデビュー。シーズン途中でミルウォーキー・ブリュワーズに移籍すると、2年目から遊撃のレギュラーに定着した。アリゾナ・ダイヤモンドバックスを経て、2017年からシアトル・マリナーズでプレー。安定した守備と、3年連続3割超えの高打率を誇る打撃を武器に活躍している。今季は144試合に出場し、打率.304、10本塁打、63打点、20盗塁を記録した。
 
 そんなセグーラを獲得間近と報じられたのはフィリーズ。今季80勝82敗でナショナル・リーグ東地区3位となったが、今オフの大型補強で来季以降頂点を目指す方針だ。今季の遊撃手としてはスコット・キンガリー内野手、J.P.クロフォード内野手らが出場した。だが、打率はキンガリーが.226、クロフォードが.214と物足りない数字で、フィリーズは新たに強打の遊撃手を獲得すると予想されている。
 
 ジョン・ミドルトンオーナーが大型補強を明言したこともあり、今オフのフリーエージェント(FA)市場の目玉であるマニー・マチャド内野手獲得の噂が報じられた。しかし、ここにきてフィリーズはクロフォードを含む複数人を放出し、セグーラをトレードで獲得する可能性が急浮上した。
 
 『MLB.com』によると、マチャドについては、まだ三塁手として獲得する可能性が残っているという。セグーラ、マチャドの三遊間ということになれば、MLBでも屈指の攻撃力を誇る内野陣が完成しそうだ。
 
 さらに、マチャド獲得が実現しない場合でも、浮いた獲得資金で、アリゾナ・ダイヤモンドバックスのパトリック・コービン投手、ワシントン・ナショナルズのブライス・ハーパー外野手ら、超大物を獲りにいくと見られており、補強の手を緩めることはない。
 
 次々と大物獲得に乗り出し、来季に大きな勝負をかけるフィリーズ。強豪たちとのマネーゲームに勝つことができるだろうか。トレード、FA市場はまだまだ注目必至だ。



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