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ナショナルズ、オーナーが主砲ハーパーとの再契約を否定「戻ってくることは期待してない」

2018/12/08

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地元ワシントンのラジオ番組に出演

 ワシントン・ナショナルズのオーナー、マーク・ラーナー氏が7日(日本時間8日)に地元のラジオ番組に出演し、フリーエージェント(FA)になっている主砲ブライス・ハーパー外野手について「彼は戻って来ない」と再契約の可能性を否定した。
 
 米スポーツサイト『ESPN』によると、ラーナー氏は地元のラジオ番組「ザ・ファン」に出演。同氏は、今オフ球団からの1年1790万ドル(約20億円)のクオリファイングオファー(QO)を拒否したハーパーについて「現時点で彼がナショナルズに戻ることを期待していない」とコメント。「あまりにも多くの資金が必要になる」と、“豪腕”で知られるスコット・ボラス氏を代理人に持つハーパーと再契約する可能性を否定した。
 
 さらにラーナー氏は、「これが私たちができる最善だ。これに興味を持ったら戻ってきてほしいと話した」とハーパーとの面談を振り返ったが、それでも「彼がナショナルズのオファーを受け入れたとしても、それがチームとして有効に働くかどうか確信はない」と再契約によってチームにもたらす影響を危惧している。
 
 ナショナルズは、7日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスからFAとなっていた左腕のパトリック・コービンと正式に契約。6年1億4000万ドル(約154億円)もの大型契約を結んだが、球団のマイク・リゾーGMは「この契約はハーパーとは関係ない」とコメントしている。
 
 2017年の年俸総額が2億ドル(約220億円)余りでメジャー30チーム中5位と上位につけるナショナルズだが、今季はナショナル・リーグ東地区2位で3連覇を逃し、ポストシーズン進出も叶わなかった。
 
 ハーパーが抜けることでチームの長打力が低下することは必至とはいえ、ハーパーの成績も今季は打率を昨季の.319から.249と大幅に下げ、三振は99個から70個増加して169個と過去最悪の多さとなっただけに、この1人のために莫大な金額を投じ来季以降の巻き返しに賭けることは、球団としても避けたいところだろう。



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