野球で「ドラ1」、アメフトで「最優秀選手」 21歳の有望株が“二刀流”に意欲「可能ならば両方」
2018/12/10
Getty Images
2018年MLBドラフト会議でオークランド・アスレチックスに1巡目指名を受けたオクラホマ大学のカイラー・マーレイ外野手が8日(日本時間9日)、全米大学アメリカンフットボールの最優秀選手に与えられるハイズマン・トロフィーを受賞した。米公式サイト『MLB.com』が報じた。
マーレイはオクラホマ大学に在学中の21歳。アメフトでは正クオーターバック(QB)として、ビッグ12カンファレンス4年連続制覇に貢献。12月29日にフロリダ州・マイアミで開催されるオレンジ・ボウルのプレーオフ準決勝進出に導いた。受賞したハイズマン・トロフィーは、毎年大学アメフトで最も活躍した選手に贈られる賞で、同大学からは2年連続7人目の快挙となった。
また、野球においても今年6月のMLBドラフト会議で、1巡指名(全体9位)を受け、契約金466万ドル(約5億2000万円)で合意したマーレイ。来季はスプリングトレーニングから参加し、野球に打ち込むとみられている。
だが、同サイトによると、マーレイは受賞前の記者会見で、「可能ならば両方やりたい」とし、“二刀流” の実現に可能性を残した。オレンジ・ボウルで活躍するとなれば、来年NFLのドラフトにもかかる可能性もある。2つの才能を併せ持ったマーレイの決断は、まだ先になりそうだ。
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