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ヤンキース、グレイをパドレスへトレードか 先発陣強化の方向も新たな補強策の可能性

2018/12/10

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 ニューヨーク・ヤンキースからトレードで放出される可能性の高いソニー・グレイ投手に、サンディエゴ・パドレスが強い興味を持っていることが報じられている。米メディア『スポーティング・ニュース』が9日(日本時間10日)、伝えた。
 
 グレイは2013年にオークランド・アスレチックスでメジャーデビュー。翌年にはいきなり14勝10敗と好成績を残し、一気にチームの中心選手へと成長した。さらに2015年にも14勝を挙げる活躍でオールスターゲーム選出、さらにサイ・ヤング賞の投票で3位に輝いた。2017年途中にヤンキースにトレード移籍し、先発陣の軸となることを期待された。
 
 しかし今季は、先発ローテーションの一角として期待されながら、8月1日までに21度の先発機会で防御率5.56と不調。その後は主にリリーフ投手として起用された。レギュラーシーズン100勝超えを成し遂げながら地区優勝を逃したヤンキースにとって、先発陣の強化は今オフの必須事項となっている。
 
 グレイについてヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、「来年ユニフォームを着る予定はない」と発言。トレードで放出する可能性が大きいことを表明した。そして、そんなグレイを獲得に動くと報じられたのは実に11球団。オフの主役級の注目度を集めている。
 
 『スポーティング・ニュース』は、『MLB.com』のジョン・モリシ氏のツイッターを紹介。ヤンキースはグレイについて、パドレスと未だに交渉中であることを報じた。その他、シンシナティ・レッズ、ミルウォーキー・ブリュワーズ、テキサス・レンジャーズ、アトランタ・ブレーブスなどが興味を持っているものの、最有力候補はパドレスと見られている。
 
 先発投手陣を強化ポイントとして補強を進めているパドレスにとって、グレイは魅力的な存在。育成組織の優秀さで知られる同球団だが、若手が台頭するまではもう少し時間がかかるとの判断から、実績、経験ともに豊富なグレイの獲得に動くようだ。
 
 また、グレイは来季のオフにフリーエージェント(FA)となることがカギになる。最重要になる契約最終年の来季、復活を期すグレイにとっても、パドレスは良い行き先になるかもしれない。



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