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ブルージェイズ、球宴5度選出のトロウィツキーを解雇 “メジャー最強遊撃手”も故障に苦しむ

2018/12/12

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悪化する故障癖…PSへの起爆剤へ獲得する球団現れるか

 
 トロント・ブルージェイズは、トロイ・トロウィツキー内野手をリリース(解雇)したことを発表した。米公式サイト『MLB.com』が11日(日本時間12日)、伝えている。
 
 トロウィツキーは、2006年にコロラド・ロッキーズでメジャーデビュー。走攻守全てでハイレベルの活躍をし、通算2度のゴールドグラブ賞受賞、5度のオールスター選出を果たしていた。
 
 しかし、トロウィツキーには故障が多いという弱点もあった。骨折や手術の経験があり、メジャーデビューから今季までの13シーズンで130試合以上に出場したのは4シーズンだけに留まっている。メジャー屈指の実力を持ちながらも故障と常に戦っていた。
 
 近年はその故障癖が悪化。2015年途中にブルージェイズに移籍してからしばらくは正遊撃手としてプレーしていたが、2017年に右足首を捻挫して残りシーズン全休に。今季は開幕前に両足首を手術し、そのまま復帰することはなかった。
 
 本人は来季も現役続行の意思を見せているが、昨季の7月28日(同29日)から試合出場をしていない34歳のベテラン遊撃手を獲得する球団は中々現れなさそうだ。
 
 しかし、古巣であるロッキーズは今季シーズン途中で所属先の決まっていなかったマット・ホリデイ外野手を補強。ロッキーズでのプレー経験もあったホリデイは25試合の出場で打率.283、2本塁打、3打点、出塁率.415と粘り強い打撃でチームに貢献していた。
 
 今のところロッキーズはトロウィツキーに興味を示していないが、ホリデイのように他球団がポストシーズンへ向け最後の起爆剤として獲得する可能性もある。“メジャー最強の遊撃手”とも言われたトロウィツキーは最後の華を咲かせることができるだろうか。



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