元レッドソックス・ラミレス、来季復活なるか 5月に自由契約も代理人「精神的な休息が必要だった」
2018/12/12
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かつて新人王、首位打者に輝いたスラッガーは、再びメジャーの舞台へと戻って来られるのか。米国のスペイン語圏向けメディア『ESPNデポルテス』は10日(日本時間11日)、今年5月、ボストン・レッドソックスからリリースされたハンリー・ラミレス内野手がMLB復帰に向け動き出していることを報じている。
現在、ラスベガスで開催中のウインターミーティングに、ラミレスのエージェントの一人、アンディ・モタ氏も参加している。モタ氏は「すべての球団が、ハンリーの気持ちを知っている。我々サイドは、ここラスベガスに来ている決定権を持つ人々との個別の話し合いをいくつか持てればと思っている」と述べる。
2018年が4年8800万ドル(約99億4400万円)という大型契約の最終年だったラミレスだったが、開幕から調子が上がらずに、打率.254、6本塁打、29打点という成績で5月末に自由契約となった。いくつかのチームが契約に関心を持ったものの、今季年俸2270万ドル(約25億6500万円)の残り分の支払いを敬遠され、契約には至らなかった。
「彼には精神的な休息が必要だった」とモタ氏が言うように、ラミレスは母国ドミニカ共和国へと戻り、現在は同国のウインターリーグでプレーしている。
現在34歳のラミレスは、2006年のフロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)時代に新人王を獲得。2009年には打率.342をマークし首位打者に輝いた。MLB通算14シーズンで3度のオールスターゲーム選出、1825安打、269本塁打、281盗塁という成績を誇るラミレスは、再びその名を轟かせることはできるのだろうか。
高橋康光