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「ニュース」になる男、イチローの配慮とプロフェッショナリズム

イチローの一挙一動が日本ではニュースになる。アメリカのメディアは、そんなイチローを追いかける日本メディアをどう見ているのだろうか? 地元紙『MIAMI HERALD』が特集を組んでいる。

2015/05/05

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「全て」がニュースとなるイチロー

 イチローの一挙手一投足、全てにおいて常にメディアから取材され、それが日本中に日々伝わっている。

 ヒットを打った時、打たなかった時、監督と話をした時、コミカルなTシャツを身に纏った時……イチローの場合、「全て」がニュースとなる。

 日本のファンは何事にも興味を持っており、それがイチローを取材するメディアの多さにもつながっている。マーリンズを取材する地元記者よりもイチローを取材する日本人記者のほうが多く、それは2001年日本人初の野手としてマリナーズに入団した時から続いている。

 現在マーリンズの広報部長であるマットローバック氏は、マリナーズでもイチローと一緒だった。当時は150人ほどの報道陣で中には彼の私生活を撮ろうとするパパラッチ的な存在もいたと話す。

‘It was a whole other level from what we have following Ichiro now. There were 100-plus reporters at every practice, every game. None of us had ever dealt with anything like that.’
「今イチローを取材している人数とは比べ物にならないほどだった。全ての練習、試合に100人以上の報道陣が来ていた。我々の誰もが経験したことがなかった」

 最近では日本メディアの金銭事情も変わったようで、イチローを常に取材する報道陣の数は6人ほどに。それでも最近の4月16日~23日のニューヨーク、フィラデルフィア遠征には日本メディアが7名。それに対して、マーリンズの遠征に帯同したアメリカ現地のメディアは5名のみだった。

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