チームメイトや監督も擁護 上原浩治、球速の低下の原因は怪我による調整不足?
今季序盤、話題を集めているのは上原浩治の球速の低下。その真相は怪我による調整不足ではないかと監督、そしてチームメイトが擁護する。
2015/05/06
Getty Images
懸念される球速の低下
左太もも裏の張りにより故障者リスト入りで開幕を迎えた上原。開幕から遅れて1週間ほどたった、4月14日にナショナルズ戦で2015年シーズンをスタートさせた。いきなり僅差の場面で、相手の主軸をきっちり押さえて周囲を安心させる自身の開幕となった。
安心するのも早ければ、不安になるのもメディアは早かった。4月25日のオリオールズ戦で1点リードした場面での登板では同点に追いつかれ、サヨナラホームランを許した。そこから一気に球速の低下を周囲が懸念しはじめたのだ。この日の直球は平均86マイルに留まっており、通常の88~90マイルより遅かったことが指摘された。
しかし、その球速低下については、太もも裏の張りの影響でキャンプで思う通りの調整ができず、その分仕上がりが遅れたのではないかとファレル監督も推測している。
‘You can’t replace game action, game intensity. He was unable to get more than three appearances in spring training. I don’t want to make excuses but he’s certainly benefiting by time on the mound in game action and reaching his game speed and intensity more frequently.’
「実際の試合で体感するスピード、ゲーム感覚に変わるものはない。キャンプ中には3登板程度に留まってしまった。言い訳はしたくないが、彼は実際にゲームに入り、マウンドでスピードとゲーム感覚をより体感することがプラスとなっている」とファレル監督は話す。