ロイヤルズ、俊足ゴアと1年契約 通算1安打“代走のスペシャリスト”が古巣に帰還
2018/12/19
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驚異の脚力で活躍、ポストシーズンでも躍動
カンザスシティ・ロイヤルズがテランス・ゴア外野手を獲得したことが分かった。地元メディア『THE KANSAS CITY STAR』が18日(日本時間19日)、伝えた。
同メディアによると、ロイヤルズはゴアと1年契約を結んだとのこと。ゴアは今季開幕をロイヤルズで迎えたものの、シーズン途中の8月に金銭トレードでシカゴ・カブスに放出されていた。今回で古巣に出戻った形となった。
ゴアは2014年にロイヤルズでメジャーデビュー。ゴアはメジャー5年間で1安打しか放っておらず、今季終了時点での通算打率は.063(16打数1安打)と決してメジャーレベルとは言えない打撃力だ。
しかし、ゴア最大の武器はその脚力にある。メジャー昇格後は主に「代走のスペシャリスト」としてプレー。これまで通算で27盗塁を決め、失敗はわずか4回。盗塁成功率は約87%と非常に高い数字になっている。今季は14試合の出場で打率.200、0本塁打、0打点、6盗塁の成績。盗塁失敗は0だった。
ゴアはポストシーズンでの活躍も目覚しく、ロイヤルズで2014年に3盗塁、2015年には1盗塁を決めて世界一に輝いている。今季もカブスの一員として出場し、1盗塁を決めていた。また、ポストシーズンでも通算で失敗はわずか1回と自慢の脚力をいかんなく発揮している。
ロイヤルズは11日(同日)にシンシナティ・レッズからノンテンダーFAになっていた通算277盗塁のビリー・ハミルトン外野手を獲得。チームには45盗塁で今季盗塁王のウィット・メリフィールド内野手がいるなど俊足の選手が揃っている。
今季は58勝104敗でアメリカン・リーグ中地区4位と大きく沈んでいたロイヤルズだが、球界屈指のスピードスター集結で来季の順位浮上もありそうだ。