半年ぶりに“家族”の元へ――メッツ復帰のファミリアが寄せる思い 守護神争いのライバルはセーブ王
ニューヨーク・メッツは、14日(日本時間15日)に今季途中まで同球団でクローザーとして活躍したジューリス・ファミリア投手と契約を結んだ。シーズン途中でオークランド・アスレチックスに移籍したが、フリーエージェント(FA)となり半年ぶりに古巣に復帰した右腕が、球団への思いを語っている。米メディア『ニューヨーク・ポスト』が17日(同18日)、特集記事を発表した。
2018/12/19
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今季途中にトレードでアスレチックスへ移籍
ファミリアは2012年にメッツでメジャーデビュー。3年目となった2014年に中継ぎとして76試合登板とブレイクした。翌年からはクローザーを任され76試合に登板、いきなり43セーブをマークした。
さらに2016年には78試合登板、77回2/3を投げ、防御率2.55で3勝4敗51セーブとフル回転。オールスターゲーム選出を果たし、ナショナル・リーグのセーブ王に輝いた。今季も7月中旬まではメッツの守護神として、40試合登板、40回2/3を投げて防御率2.88、4勝4敗17セーブの結果を残していた。
本拠地シティ・フィールドの最終回のマウンドを最高の居場所としてきた右腕。しかし、7月21日(同22日)ボビー・ウォール投手、ウィル・トフィー内野手との交換トレードでオークランド・アスレチックスへのトレードが決まった。
シーズン途中での守護神の放出の理由としては、今オフにフリーエージェント(FA)となることで年俸が高騰することが大きいとされた。また、前年に家庭内暴力で15試合の出場停止処分を受けたことによる不信感があることなど、様々な意見と憶測が飛び交った。アスレチックス側からすれば、当時ワイルドカード争いでシアトル・マリナーズと肉薄しており、さらなる強化を狙ったトレードだったと見られる。