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ブ軍解雇のトロウィツキー、ジャイアンツとパイレーツが獲得に興味 ともに遊撃は層薄く

2018/12/19

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 トロント・ブルージェイズから11日(日本時間12日)に解雇されたトロイ・トロウィツキー内野手について、サンフランシスコ・ジャイアンツとピッツバーグ・パイレーツが獲得に興味を示していることが分かった。18日(同19日)に米公式サイト『MLB.com』が報じている。
 
 トロウィツキーは、本塁打と高打率を両立する強打の遊撃手として、コロラド・ロッキーズで2006年のメジャーデビューから2015年途中までプレー。しかしブルージェイズに移籍後は2016年に24本塁打をマークするも、度重なる故障に悩まされ、今季も開幕前に両足首の手術を受けてそのまま復帰せずにシーズンを棒に振った。
 
 そしてオフに解雇となった後、カリフォルニア州ロングビーチでワークアウトを行い、米メディア『Yahooスポーツ』のジェフ・パッサン記者によれば、その場にはジャイアンツのブルース・ボウチー監督とファルハン・ザイディ新社長が訪れ、練習の様子を視察していたという。
 
 ジャイアンツの遊撃手は2015年~2017年に3年連続でゴールドグラブ賞を受賞しているブランドン・クロフォード内野手がいるが、他には今季デビューしたばかりのアビアタル・アベリーノ内野手しかいない。層の薄さに懸念が残る状態だ。
 
 また、同サイトではパイレーツもトロウィツキーの動向を見守っているとしている。パイレーツの指揮官であるクリント・ハードル監督はトロウィツキーとロッキーズ時代に2009年までともに過ごした経験があり、旧知の仲だ。
 
 パイレーツの現状でも、遊撃手は今季150試合に出場したジョディ・マーサー内野手がフリーエージェント(FA)となりデトロイト・タイガースと契約。残るのはメジャー未出場のコール・タッカー内野手のみとなっている。
 
“故障癖”が付いているトロウィツキーだが、通算打率.290、224本塁打を誇る実績は魅力。開幕まで3カ月余りとなる中でどれだけ状態を戻せるのか、今後が注目されるところだ。



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