マリナーズ、昨季30発&15盗塁のサンタナ獲得 総得点地区最下位からの巻き返しに期待
2018/12/22
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走力と長打力を組み合わせた攻撃可能に
シアトル・マリナーズは21日(日本時間22日)、ミルウォーキー・ブリュワーズとのトレードで昨季自身最多となる30本塁打を放ったドミンゴ・サンタナ外野手を獲得した。米公式サイト『MLB.com』が報じている。
マリナーズは、サンタナ外野手を獲得する代わりに、今季打率.272をマークしたベン・ギャメル外野手と若手有望株のノア・ザボラス投手を放出した。
新たに加わったサンタナは、ドミニカ共和国出身の26歳。メジャー5年目となった今季は85試合に出場し、打率.265、5本塁打、20打点と平凡な成績に終わったが、昨季は151試合に出場してキャリア最多となる30本塁打、85打点をマーク。前年11本塁打だった長打力が一気に開花した。
マリナーズの外野陣は、オフに獲得した今季40盗塁の俊足マレックス・スミス、ベテランのジェイ・ブルース、そして今季3年目で自己最多の26本塁打を放ったミッチ・ハニガーがいる。ここにサンタナが加わり実力を発揮できれば、層の厚みがグッとますことになる。
マリナーズは、今季の総得点がアメリカン・リーグ11位の677点。西地区に限れば、4位のテキサス・レンジャーズの737に大きく差を広げられて最下位だった。
今季37本塁打を放った指名打者のネルソン・クルーズはフリーエージェントとなったが、代わってトレードで7年連続30本塁打以上のエドウィン・エンカーナシオンを獲得。得点力の減少は考えにくく、むしろ昨季長打力だけでなく15盗塁をマークしたサンタナを獲得できたことで、走力を駆使しながら今季以上の攻撃力が期待できるだろう。