レッドソックスを世界一に導いた超美技が米メディア最優秀プレーに キンブレルの“予感”的中!
2018/12/23
Getty Images
ベニンテンディがALCS第4戦で魅せた超美技
ボストン・レッドソックスのアンドリュー・ベニンテンディ外野手が、米メディア『AP通信』のスポーツ年間最優秀プレー賞を受賞した。22日(日本時間23日)、米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
今季ワールドシリーズを5年ぶりに制覇したレッドソックスにおいて、メジャー3年目のベニンテンディは148試合に出場し、打率.290、16本塁打、87打点、21盗塁をマーク。ポストシーズンでも活躍は続き、14試合で5度の複数安打、ワールドシリーズ第1戦では4安打を記録して強力打線に勢いを付けた。
また、守備でもその存在感を発揮。今回同賞を受賞したのはこの守備プレーによるものだ。ヒューストン・アストロズとのアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第4戦、8-6と2点リードの9回裏2死満塁のピンチで、アレックス・ブレグマン内野手が放ったライナー性の打球を、レフトを守っていたベニンテンディが前方にダイビングしながら好捕。後逸すれば逆転サヨナラ負けを喫していたところを、華麗な美技で勝利に導いた。
同サイトではこの場面について「レッドソックスの歴史の中で最もスリリングなポストシーズンの勝利」と紹介。また、ベニンテンディ本人は当時「捕れると思っていた。上手くタイミングを図ったんだ。遂行するか死ぬかどちらかだったけど、キャッチできて嬉しいよ」とコメントを残している。
そして、この第4戦で勝利の瞬間マウンドにいたクローザーのクレイグ・キンブレル投手は、試合後に「彼は大きなクリスマスプレゼントをもらうかもしれない」とコメントしており、今回ベニンテンディが受賞したことでその“予感”が現実のものとなった。