ドジャース、クルーバー獲得の可能性あり 大型トレード完成も補強は続ける方針
2018/12/26
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ロサンゼルス・ドジャースは、クリーブランド・インディアンスのコーリー・クルーバー投手をトレードで獲得する可能性がまだあるようだ。先日シンシナティ・レッズとの大型トレードが成立したが、補強の手を緩めることはまだなさそうだ。公式サイト『MLB.com』が21日(日本時間22日)、伝えた。
クルーバーは2011年、インディアンスでメジャーデビュー。2013年に11勝を挙げて先発ローテーションに定着した。2014年も18勝の大活躍でチームのエースに成長し、2016、2017年はともに18勝を挙げた。今季も33試合登板、215回を投げて20勝7敗、防御率2.89の好成績。今季は逃したが、2014年と2017年にはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した、メジャーを代表する先発投手だ。
インディアンスはクルーバー、今季17勝のカルロス・カラスコ投手、12勝のトレバー・バウアー投手らを擁し、アメリカン・リーグ中地区を制覇。クルーバー放出の場合は経験豊富な選手に加え、将来的の先発候補の若手有望株を獲得したい方針だ。
ドジャースとインディアンスの間では以前トレードの噂があったものの、ドジャースは既にシンシナティ・レッズと大型トレードを成立。クルーバーとの交換要員と報じられていたヤシエル・プイーグ外野手、マット・ケンプ外野手、アレックス・ウッド投手、カイル・ファーマー捕手はレッズに移籍が決まっている。
これ以上のトレードの可能性は低いかと思われたドジャースだが、これ以降も大きなトレードを含めた補強策を模索しているようだ。クルーバーをインディアンスから獲得する場合の交換要員には、コディ・ベリンジャー内野手らは含まれないようだ。若手有望株のアレックス・バーデュゴ外野手らが候補に挙がっている。
ただ、すぐにトレードが成立する可能性は低そうだ。ドジャースはプイーグ、ケンプを放出したことで外野手不足に陥ると見られ、これ以上の外野手の放出には慎重だ。バーデュゴ放出によるクルーバーの獲得が実現する条件としては、ワシントン・ナショナルズからフリーエージェント(FA)のブライス・ハーパー外野手を獲得できるかどうかとなってきそうだ。
ドジャースはクルーバーの他にも、マイアミ・マーリンズのJ.T.リアルミュート捕手、フィラデルフィア・フィリーズからFAのD.J.ラメイヒュー内野手らの獲得も検討している。2年連続でワールドシリーズで敗退しており、来季は世界一が至上命題。チームの変革は急展開で進んでいる。