イチロー、日本開幕戦で選手起用へ マリナーズGMがベンチ入り明言「2戦7安打なら…」
2019/01/05
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新加入の菊池雄星と凱旋へ。開幕戦終了後の去就は不明
シアトル・マリナーズのジェリー・ディポートGMが、イチロー外野手を3月に日本で行われる開幕戦のロースターに入れることを明言した。米公式サイト『MLB.com』が4日(日本時間5日)、報じた。
同サイトによると、ディポート氏は「イチローは我々の東京遠征時の際にはチームにいるだろう」と、今年3月20日、21日に東京で行われるオークランド・アスレチックスとの開幕戦にイチローをロースター入りさせることを明言。2日(同3日)にマリナーズと4年契約を結んだ菊池雄星投手とともに日本へ凱旋することが濃厚となった。
また、ディポート氏はイチローを開幕戦の2試合以外でロースター入りさせることは考えていない模様。このことについては「もし東京での2試合で7安打を放てば、今後プレーする素晴らしいチャンスを掴むことにるだろう」と微笑みを交えて述べていた。
日本での開幕戦のロースターは通常の25人制から28人制になり、開幕戦終了後は3選手がメジャーの舞台から遠ざかることになる。そのため、イチローが開幕戦終了後に選手であるかは不確定な状態といえる。
来季の外野手の布陣について同氏は「ミッチ・ハニガーが右翼手でマレックス・スミスが中堅手、ドミンゴ・サンタナが左翼手を務める予定。状況に応じてはジェイ・ブルースが左翼手も務める」と述べており、もしイチローが開幕戦終了後もマリナーズの選手としてプレーするならば、再び第4の外野手を目指すことになりそうだ。
ディポート氏はイチローに対して「永久にマリナーズの一員でいてほしい」とコメント。日本での開幕戦終了後の去就は不明だが、昨年同様会長付き特別補佐を務めるのか、それとも選手として現役にこだわるのか、2019年も日米を代表するレジェンドの動向に注目が集まりそうだ。