メッツ、大功労者“キャプテン”ライト氏が球団フロント入り 特別顧問として若手育成へ
2019/01/08
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今オフに大物を積極補強も、傘下のマイナーは若手有望株少なく
ニューヨーク・メッツが、昨季限りで引退したデビッド・ライト氏を球団フロント入りをすると発表した。7日(日本時間8日)、米公式サイト『MLB.com』が報じている。
ライト氏は、メッツ一筋18年(メジャー14年)で通算7度のオールスター選出を誇り、チームのキャプテンとして活躍した大功労者。球団最高執行責任者のジェフ・ウィルポン氏とブロディ・バンワグネンGMは、このライト氏を球団の特別顧問に就任させると発表した。今後は選手の育成とともに首脳陣との会議に出席し直接議論を交わすという。
ライトは、球団を通じて「ニューヨークでプレーすること、そしてこのチームでプレーするという夢を実現させた」と述べ、「私はこの新しい役割で貢献し、挑戦していくことを楽しみにしている」と第2のキャリアへ向けて意気込みを語った。
メッツは昨年ナショナル・リーグ東地区で77勝85敗(勝率.475)と負け越し、4位に沈んだ。しかし、オフにはロビンソン・カノー内野手、エドウィン・ディアズ投手、ウィルソン・ラモス捕手らを獲得するなど積極的な補強を行い、巻き返しへ本気モードを見せている。
しかし、メジャー全30球団の若手有望株ランキング上位100人のうちメッツ傘下のマイナー選手は55位のアンドレス・ジメネス内野手と58位のピーター・アロンゾ内野手の2人のみ。若手育成の力が必要となっているだけに、経験豊富なライトのフロント入りが組織全体にとってプラスに作用されることが期待される。