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ベテラン左腕サバシアが身体検査をクリア ヤンキースの先発ローテ整備は完了間近

2019/01/09

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 ニューヨーク・ヤンキースのC.C.サバシア投手は昨年12月、心臓付近の血管形成手術を受けていたが、競技復帰に向けた身体検査をクリアした。このことで、2月から始まるスプリング・トレーニングまでに本格的な練習に復帰が可能。自身最後のシーズンとなる来季の開幕を万全の状態で迎えられそうだ。公式サイト『MLB.com』が8日(日本時間9日)、伝えた。
 
 サバシアは2001年、クリーブランド・インディアンスでメジャーデビューした大型左腕。初年度からいきなり17勝を挙げる大活躍で、デビュー以来13年連続で二けた勝利を記録した。2007年にはアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞している。
 
 2009年からはヤンキースに在籍。成績を落とした時期もあったが、キャリア18年目となった今季も29試合登板、153回を投げて防御率3.65、9勝7敗を挙げるなど先発の軸として活躍。契約切れとなった今オフ、他球団との契約も一時噂されたが、ヤンキースと再契約した。来季限りでの引退を表明しているものの、先発ローテーションの一角としてのフル回転が期待されている。
 
 そんなサバシアだが、昨年12月には大量発汗と胸の痛みを訴え、診断の結果心臓付近の血管形成手術が必要とされた。同月半ばに行われた手術は成功し、術後の経過も良好。左腕は8日(同9日)の検査の結果、スプリング・トレーニングで復帰できることが明らかになった。
 
 来季のヤンキースの先発ローテーション入りが有力視されているのはルイス・セベリーノ投手、田中将大投手、ジェームス・パクストン投手、J.A.ハップ投手、そしてサバシアの5人。順調に調整を続ける4投手に加え、サバシアの健康面の問題がクリアされたことで、来季への見通しはより明確になった。
 
 100勝を挙げながら地区2位に終わり、ポストシーズンも敗退したヤンキースにとって、来季の地区制覇と世界一奪還は至上命題。ベテラン左腕は有終の美を飾れるだろうか。



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