ハーパーの将来はどうなる? 2025年までの成績推移をMLB公式サイトが大胆予想
2019/01/09
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公式サイト『MLB.com』は8日(日本時間9日)、ワシントン・ナショナルズからフリーエージェント(FA)のブライス・ハーパー外野手の今後7年間の成績を予想する記事を発表。過去のデータに基づき、超大物外野手の将来的な見通しを示している。
ハーパーは、2012年にナショナルズでメジャーデビュー。これまでの7年間で通算184本塁打を放っている、若き大砲だ。今季は159試合出場、打率.249、34本塁打、100打点。強肩の外野手としても評価されており、ロサンゼルス・ドジャースからFAのマニー・マチャド内野手と並んで今オフのFA市場最大の目玉だ。
そんなハーパーの将来について、『MLB.com』は2019年から2025年までの7シーズンに残すであろう成績を予想した。それぞれ”楽観的”、”普通”、”悲観的”の3パターンに分けられている。数字は「打率/出塁率/長打率/WAR(同リーグの平均的な選手が出場した場合より、どれだけチームの勝利数を増やしたか)」で、続く名前は昨季類似した成績を残した選手だ。
2019年(26歳)
楽観的:.288/.429/.557/7.1 クリスチャン・イェリッチ
普通 :.262/.390/.507/5.1 アーロン・ジャッジ
悲観的:.236/.351/.456/3.1 ジャスティン・アップトン
2020年(27歳)
楽観的:283/.425/.547/ 6.5 J.D.マルティネス
普通 :.257/.387/.497/4.6 ブランドン・ニモ
悲観的:.232/.348/.447/2.7 ニック・マーケイキス
2021年(28歳)
楽観的:.277/.421/.532/5.9 マックス・マンシー
普通 :.252/.383/.483/4.1 エウヘニオ・スアレス
悲観的:.226/.345/.435/2.3 A.J.ポーロック
2022年(29歳)
楽観的:.269/.415/.512/5.2 マックス・マンシー
普通 :.238/.370/.447/3.0 ジョーイ・ボットー
悲観的:.220/.340/.419/1.9 カルロス・サンタナ
2023年(30歳)
楽観的:.262/.408/.492/4.5 ジャスティン・ターナー
普通 :.238/.370/.447/3.0 ニコラス・カステラノス
悲観的:.214/.333/.403/1.4 ユリ・グリエル
2024年(31歳)
楽観的:.254/.400/.473/3.9 ロナルド・アクーニャ・ジュニア
普通 :.231/.364/.430/2.5 アンドリュー・マカッチェン
悲観的:.208/.327/.387/1.1 ジョー・マウアー
2025年(32歳)
楽観的:.246/.393/.453/3.3 ブライス・ハーパー
普通 :.224/.357/.412/2.0 C.J.クロン
悲観的:.201/.321/.370/0.7 ラファエル・デバース
上記の期間の通算WAR/2012-2018に類似した数字を記録した選手
楽観的:36.3/アンドリュー・マカッチェン
普通 :24.7/ジャスティン・アップトン
悲観的:13.1/ハンター・ペンス
成績予想は以上の通り。同記事は、「ハーパーはまだ若いということに留意すべき」と強調した。プロ入り前から大注目で常に話題の絶えない選手であるが、まだ26歳という若さ。同じ年齢から開花した選手は多数挙げられるため、この成績予想はあくまでこれまでの傾向から導き出されたものにすぎないとした。
最大級の期待をかけ続けられてきたかつての全米ドラフト1位は、新天地でも大暴れすることができるだろうか。”楽観的”の成績予想すらも覆す活躍に期待しているファンも多いことだろう。