パドレス、マイヤーズの登録を再び外野へ 内外野こなす器用さ持ち味も「最善尽くしたい」
2019/01/13
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ルーキー年に外野手としてア・リーグ新人王
サンディエゴ・パドレスのウィル・マイヤーズ内野手が、今季から登録を外野手に変更することが分かった。12日(日本時間13日)、米スポーツサイト『ESPN』が伝えている。
同サイトによると、マイヤーズは、A.J.プレラーGMとアンディ・グリーン監督とともに協議を行い、ポジションを昨季まで主に務めていた三塁手から外野手に切り替える方針を固めたという。
マイヤーズは、ルーキー年の2013年にタンパベイ・レイズで外野のみを守っており、1年目から88試合に出場して守備率10割の好成績を残していた。そして、打撃では打率.293、13本塁打、53打点をマークして、アメリカン・リーグ最優秀新人賞(新人王)を受賞している。
翌年もレイズで外野を守っていたが、3年目の2015年にパドレスへ移籍した際に一塁手にも挑戦し、ここでも守備率10割と安定した能力を発揮。そして、2016年に初めて三塁を1試合だけ任されると、昨季2018年は外野と一塁を守りながら三塁手としては自身最多となる36試合に出場し、パンチ力のある打撃だけではなく、守備面での器用な面を高く評価されていた。
しかし、今季からはチーム方針によって登録を外野手に変更。昨季までも内野手登録ながら外野は守っていたが、今後は本格的に外野を自分の“居場所”とし、ハンター・レンフロー、フランミル・レイエス、マニュエル・マーゴ、トラビス・ジャンコウスキー、フランチー・コーデロらとともにレギュラー争いをすることになる。
協議を終えてマイヤーズは、「今後のチームにとって最善を尽くしたいと伝えた。もちろん勝ちたいと思っているし、それを実現するために出来ることは何でもしていく。両者(自分とチーム)にとって幸せなものだと感じている」と前向きなコメントを残し、チームに貢献していく姿勢を示している。
マイヤーズが抜けた三塁だが、パドレスは昨年12月に二塁が本職のイアン・キンズラー内野手を獲得。しかし、二塁には若手有望株のルイス・ウリアス内野手もおり、このウリアスがメジャーに定着した場合にはキンズラーが三塁へ転向する見込みとなっている。それでも、キンズラー自身は13年間のキャリアで三塁を2イニングしか守っておらず未知数なだけに、マイヤーズの守備位置変更がどう出るのか注目される。