レッドソックス一筋のベテラン・ペドロイア復活なるか GG賞4度の名手、2008年リーグMVP
2019/01/15
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ボストン・レッドソックスのダスティン・ペドロイア内野手が、左膝故障からの復帰を目指し、順調に調整を進めている。今週にもアリゾナ州でランニングを開始する予定で、開幕に間に合わせる自信をのぞかせているようだ。米メディア『NESN』が14日(日本時間15日)、伝えている。
35歳のペドロイアは、レッドソックス生え抜きの二塁手。2007年にアメリカン・リーグ新人王に輝くと、翌08年にはシーズンMVPを受賞。身長約175センチとメジャーリーガーの中では小柄な体格だが、持ち前のハッスルプレーで、チームの中心選手として活躍している。
ペドロイア最大の持ち味は守備力の高さで、これまでにゴールドグラブ賞を4度受賞。さらに、統計学を基にその年に優秀な守備を見せた選手を表彰する「フィールディング・バイブル・アワード」も4度受賞しており、二塁手部門で最多となっている。
だが昨季は、2017年オフに手術を受けた左膝が完治せず、わずか3試合の出場。ポストシーズンのロースターに入ることもなく、二塁手は途中加入のイアン・キンズラー内野手が務めた。
今オフ、レッドソックスは、フリーエージェント(FA)となり流出したキンズラーの穴埋めのために、ブライアン・ドージャー内野手(ワシントン・ナショナルズ)ら二塁手の獲得に動くことはせず、ポジションを空けている。そのため、ペドロイアが開幕スタメンに名を連ねる可能性は十分にありそうだ。
デビッド・オルティス氏、ジョン・レスター投手(シカゴ・カブス)らとともに2007年、2013年のレッドソックス世界一に大きく貢献したペドロイア。昨季を合わせ3度のワールドシリーズ制覇を経験している優勝請負人は、2019年、完全復活することができるだろうか。