エンゼルス、速球派リリーフ右腕と契約 一方17年10勝右腕が56日間で3度目の戦力外
2019/01/16
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速球の平均球速153キロの25歳
ロサンゼルス・エンゼルスが、リリーフ右腕のジョン・カーティス投手と契約し、同時にパーカー・ブリッドウェル投手をメジャーの40人枠から外す措置(DFA)を取り、いわゆる“戦力外”とした。15日(日本時間16日)、米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
エンゼルスは、同球団のマイナーにいたダニエル・オゾリア内野手と引き換えに、ミネソタ・ツインズからDFAを受けていたカーティスと契約した。カーティスは、昨季がメジャー2年目だった25歳の右腕で、MLB公式サイトが運営する若手有望株特集サイト『MLB Pipeline』の有望選手ランキングでツインズの26番目に入っていた。
『MLB.com』によれば、カーティスのメジャーでの速球の平均球速は95マイル(約153キロ)で、これに加えて83~85マイル(約134キロ~137キロ)の鋭いスライダーが持ち味。特に速球を多く投げており、投球数におけるその割合は72%にものぼる。メジャー通算で17試合、0勝1敗、防御率7.20ではあるが、15回を投げて17奪三振をマークし、まだ25歳という年齢からも今後の成長が期待される。
エンゼルスは、カーティスと契約したことにより、同じくリリーフ右腕のブリッドウェルにDFAを言い渡した。ブリッドウェルは、昨年11月20日(同21日)にエンゼルスからDFAを受けた後、1週間後にニューヨーク・ヤンキースと契約。しかし、そのヤンキースがJ.A.ハップ投手と契約したことで12月17日(同18日)に再びDFAとなり、エンゼルスがこの4日後に再契約していた。わずか56日間で3度ものDFAというメジャーの厳しい現実を味わっているブリッドウェル。しかし2017年は先発投手として10勝をマークした実績があるだけに、今後の再起に期待がかかる。