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マリナーズ時代から共にする通訳「どんな形でもイチローを支えていく」

異国で活躍する選手を支える存在として欠かせないのが通訳。イチローを公私にわたってサポートするアレン・ターナーもその一人だ。打撃投手からブルペン捕手までこなす彼はチームの選手たちからも一目おかれている。

2015/05/09

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父の影響で通訳の道に

 日米問わず野球の報道でメディアを賑わせ、ファンの称賛を受けるのは選手や監督、コーチ、そしてGMといったいわゆる花形ポジションの人々だ。その一方で球界には普段日が当たることはないが、日々の試合を行ううえで欠かせないピースとなっている人々も大勢いる。

 言葉の壁を埋める存在として異国のリーグで戦う選手たちを公私両方の面で支える通訳たちもその一人だ。米大手スポーツサイト『FOX Sports』は「ターナーはイチローとマーリンズの言葉の壁をつなぐブリッジ以上の役割を果たしている」と題した特集を掲載。マーリンズのイチローの通訳として多方面の仕事をこなすアレン・ターナーを取り上げている。

 アレン・ターナーは2001年にMLBに携わり始めて以来、この道15年のベテラン通訳だ。ターナーの通訳者としての道には彼の家庭環境が大きく関わっている。

Turner, whose mother is Japanese and whose father manages Japanese professional golfers, was born in California but grew up in Japan. For the first 10 years of his life, he only spoke Japanese before the family moved to Arizona, where he focused solely on English.
ターナーはカリフォルニアで生まれ日本で育った。母親が日本人、そして父親は日本のプロゴルファーたちをマネジメントする仕事を行っている。家族がアリゾナに移る前、10年間、ターナーは日本語しか話していなかった。アリゾナで彼は独学で英語を学び始めた。

 母親の母国である日本で育った経験、そして松山英樹ら多くの日本人選手をアシストするだけでなく、タイガー・ウッズが日本を訪れた際にはその通訳も務めるなど、日米両国の選手に欠かせない存在となっている父ボブ・ターナーさんの姿がターナーに大きな影響を与えていることは間違いない。

 ターナーが天職ともいえる仕事に出会ったのは2001年だ。2000年に佐々木主浩が加入し新たな通訳を探していたマリナーズが、ターナーを高校野球時代から知るアリゾナ担当のスカウトを通じて大学在籍中の彼にオファーしたことがきっかけとなった。

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