35歳マーケイキスがブレーブス残留決定 決め手は「3人の子どもたち」今季は1番抜擢へ
2019/01/23
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昨季新人王のアクーニャJr.をクリーンナップに起用か
アトランタ・ブレーブスが、今オフ同球団からフリーエージェント(FA)となっていたニック・マーケイキス外野手と1年600万ドル(6億6000万円)で契約した。22日(日本時間23日)、米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
マーケイキスは、昨季がメジャー13年目の35歳。ブレーブスで4年目を迎えた昨季は全162試合に出場し、打率.297、14本塁打、93打点、1盗塁、出塁率.366、長打率.440を記録してチームの5年ぶりのナショナル・リーグ東地区優勝に貢献した。
オフにFAになったが、ブレーブスが1年契約を締結させて残留が決まった。なお、この契約には2020年の同額のオプションが付いている。
ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMは、マーケイキスと再契約できたことに「ニックには本当に戻ってきてほしかった」と安堵。また、高校時代をアトランタの地で過ごしているマーケイキスは、残留の決め手について「子どもたちだった(息子3人)。彼らに自分がプレーしてもらいたい場所を尋ねたら、全員が『ブレーブス』と言ったんだ。自分はノーとは言えない。自分が下した決断に非常に満足しているよ」と家族を最優先に考えたことを明かした。
同サイトによれば、マーケイキスの残留が決まったことで、ブライアン・スニッカー監督は昨季のナ・リーグ最優秀新人賞(新人王)のロナルド・アクーニャJr.外野手を昨年7月からほぼ固定していた打順1番から外しクリーンナップに置くことを考えているという。
35歳というベテランながらいまだにその能力がほとんど衰えないマーケイキス。昨季は4番として157試合に出場したが、今季はその高い出塁率とパンチ力で、リードオフマンとしての活躍が期待される。