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殿堂入りのハラデイに祝福と追悼の声 家族やフィリーズ関係者らがコメントを寄せる

2019/01/23

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 トロント・ブルージェイズ、フィラデルフィア・フィリーズで16年間にわたり活躍した故ロイ・ハラデイ氏が22日(日本時間23日)、MLBの殿堂入りを果たした。通算203勝を挙げた名投手だが、2017年に飛行機事故のため40歳の若さで死去した。公式サイト『MLB.com』は同日、特集記事を発表。家族や球界の盟友たちが祝福と追悼の声を寄せた。
 
 夫人のブランディ・ハラデイ氏は「殿堂入りは、全ての少年たちの夢。熱狂的なファンの皆さんの前で、殿堂入りを決めることはロイにとっても素晴らしい栄誉です」としたうえで、この選出は故ハラデイ氏にとってゴールではなく、積み重ねた努力の結果だと強調。「もし、彼がここにいれば、今日という日はもっともっと素晴らしい日になったのでしょうけれど」と寂しさをのぞかせる場面もあった。
 
 フィリーズ現GMのジョン・ミドルトン氏は、フィリーズ時代の故ハラデイ氏の活躍について、「選出に当然値するような、決して忘れられない記憶と記録を残してくれた」とコメント。また、「全てのフィリーズ・ファンの心の中にはずっとドク(故ハラデイ氏の愛称)がいる」と語った。
 
 フィリーズのチェアマンを務めるデビッド・モンゴメリー氏は、故ハラデイ氏が完全試合を達成したときのことを振り返り、「ドクは、『自分がやったのではなく、みんなでやった』と言ったんだ。”投手として”以上に、”一人の人間として”の彼を象徴する場面だった」とした。
 
 ヤクルトスワローズ、近鉄バファローズに在籍し、”赤鬼”の愛称で親しまれたチャーリー・マニエル氏は2005年から2013年までフィリーズを指揮していた。当時の故ハラデイ氏については、「エースという言葉は軽く使われるが、彼は本当のエースだった」とコメントしている。「9イニングを投げ抜くために、最もよく準備する男だった」と語った他、「私たちは毎日、ロイがいないことを寂しく思っている。彼を友達と呼べることに感謝している」と追悼の言葉も述べた。
 
 フィリーズの看板選手としてチームを長年支え、昨年ロサンゼルス・ドジャースで引退を決意したチェイス・アトリー内野手も故ハラデイ氏の選手についてコメント。「ロイのような投手の後ろで守ることができたのは、僕の野球人生で最大の幸せのうちの一つ。素晴らしい選手、素晴らしいチームメイトだっただけでなく、素晴らしい友人だった」とした。
 
 この他にも、多くの関係者やファンが、祝福を述べるとともに、早すぎる別れを惜しむ声を寄せた。大型補強を進めるフィリーズは今季、悲願の世界一を達成して天国に朗報を届けることができるだろうか。

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