史上初の満票での殿堂入り、マリアーノ・リベラを伝説にした瞬間
2019/01/24
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メジャー史上初となる満票での米野球殿堂入りを果たしたマリアーノ・リベラ氏をたたえて、米公式サイト『MLB.com』が22日(日本時間23日)、「マリアーノ・リベラを伝説にした13の瞬間」としてリベラ氏の伝説的名場面を紹介した。
プロ生活はヤンキース一筋で、19年に渡りクローザーとして活躍したリベラ氏。メジャー歴代最多となる通算652セーブを記録し、13度のオールスター出場を誇る。米野球殿堂ではこれまで、ケン・グリフィーJr.氏の440票中437得票(99.3%)が最高得票率だったが、リベラ氏は資格1年目で、メジャー史上初となる満票での選出となった。
同サイトで最初に取り上げられたのは、2003年のMVPを獲得したレッドソックスとのアメリカン・リーグチャンピオンシップシリーズ。9回からマウンドに上がったリベラ氏は11回までを2安打無失点で封じ込め、11回裏にアーロン・ブーン氏のサヨナラ本塁打で勝利。そのときにホームプレートでの歓喜の輪に入らず、マウンドで膝から崩れ落ちる姿はファンに強い印象を与えた。
1998、99年とワールド・シリーズ優勝投手になった瞬間も選出。同年、ポストシーズンはレギュラーシーズン以上の活躍をみせている。98年は、10試合に登板して6セーブを挙げ、無失点。99年は2年連続で失点を許さず、8試合に登板し、2勝0敗、6セーブでワールド・シリーズMVPを獲得した。
同サイトでは他にも、500セーブ達成の瞬間、13度目のオールスター出場の登板時、メジャー最多セーブ記録となる602セーブ達成の瞬間、引退セレモニーなどが紹介された。
最後を飾ったのは、2013年のリベラ氏の最終登板。0-4の8回途中から登板し、9回も先頭から二者連続で打ち取った。すると、ベンチからジラルディ監督に代わり、長年生え抜きとして一緒にプレーしてきたデレク・ジーター氏とアンディ・ペティット氏が登場しマウンドへ。ジーター氏が“It’s time to go.(そろそろ時間だ)”と告げ、二人はそれぞれリベラ氏を抱きしめた。最後は、観客から盛大な拍手を受けて降板する様子で、締めくくられた。