アスレチックス、通算62勝の右腕エストラーダと1年契約「チェンジアップはリーグ最高」
2019/01/26
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昨季大きく負け越すも…層の薄い先発陣の軸として期待
オークランド・アスレチックスは25日(日本時間26日)、トロント・ブルージェイズからフリーエージェント(FA)となっていたマルコ・エストラーダ投手と1年契約を結んだ。米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
メキシコ出身のエストラーダは今季メジャー12年目を迎える35歳の右腕。米メディア『ESPN』のジェフ・パッサン記者によれば、1年400万ドル(約4億4000万円)でアスレチックスと契約を結んだという。
同投手は、2008年にワシントン・ナショナルズでデビューし、ミルウォーキー・ブリュワーズを経て2015年にブルージェイズに移籍。移籍初年度に自身初の2桁勝利となる13勝を挙げると、2017年にも10勝をマーク。しかし昨季は28試合に登板し7勝14敗、防御率5.64と大きく負け越していた。メジャー11年間の通算成績は278試合(189先発)で62勝66敗、防御率4.24。
アスレチックスのデビッド・フォーストGMは、エストラーダについて「昨季は背中と腰の故障もあり球速が少し落ちたが、これまで同様に優れている。彼のチェンジアップは常にリーグで最高の球種の1つ。2019年のローテーションのトップに近づくと期待している」と高く評価している。
チームは今オフに先発投手のマイク・ファイアーズ投手との契約を2年延長。ダニエル・メンデン投手、ポール・ブラックバーン投手ら実績の少ない若手投手が多く、選手層が厚いとは言えない中でエストラーダの存在はファイアーズとともにチームをけん引する柱として期待される。