ドジャース守護神ジャンセン、心臓手術後初ブルペン 11キロ減量で自信「素晴らしい気分」
2019/01/27
Getty Images
不整脈再発の要因「高地での投球」も許可される
ロサンゼルス・ドジャースのクローザー、ケンリー・ジャンセン投手が、心臓手術後初となるブルペン投球を行った。26日(日本時間27日)、米スポーツサイト『ESPN』が伝えている。
ジャンセンは昨年11月26日(同27日)、再発した持病の不整脈の手術を受けており、術後8週間の治療期間が必要とされてきた。この日でちょうど術後2カ月が経過し、ブルペン投球を再開。昨季のシーズン終了から体重を25ポンド(約11.3キロ)も減量して臨んだ体でその動きを確かめた。
同サイトによると、ジャンセンは26日に行われたファンフェスタで「素晴らしい気分だ。プレーする準備はできている」とコメント。スプリングトレーニング(春季キャンプ)を経てシーズン開幕から登板する自信を示している。
昨季は69試合に登板して38セーブを挙げたジャンセン。ナショナル・リーグ西地区6連覇に貢献し、ポストシーズンでも9試合に登板して3セーブ、防御率1.69をマークする奮闘ぶりを見せたがワールドシリーズ制覇には2年続けて届かなかった。
チームの頼れる守護神は「昨年の結果は全く嬉しくなかった。だから今年はモチベーションがある。自分は毎年良くなっていく。今年が良い年になったとしても、来年はもっと良くしていきたい」と語り、今季に昨季の悔しさを晴らすとともに、来季以降も活躍を続けていくと意気込んでいる。
なお、今回持病が悪化したのは高地での試合(コロラド・ロッキーズ戦)が要因の1つとされているが、体重を大幅に減らしたことで体調に自信が持っているとして、医師からその意思を伝え、コロラド州での投球を許可されたという。
ドジャースの世界一奪還には、絶対的なクローザーであるジャンセンの存在が不可欠。新たにパワーアップした自身の心臓とともに、チームの“心臓”としてシーズンを通じて戦い抜くつもりだ。